単著としては、大平正芳の伝記的研究を仕上げ、拙著『大平正芳 理念と外交』(岩波書店、2014年)として刊行した。 史料紹介としては、拙稿「連立政権合意文書――1993-2012」(『中央大学論集』第35号、2014年2月)67-102頁、拙稿「大平・蒋介石・沈昌煥会談記録――1964年7月」(『外交史料館報』第27号、2013年12月)115-124頁がある。 インタビュー記録を回想録としてまとめ上げたものとしては、長谷川和年/瀬川高央・服部龍二・若月秀和・加藤博章編『首相秘書官が語る中曽根外交の舞台裏――米・中・韓との相互信頼はいかに構築されたか』(朝日新聞出版、2014年)を公にした。 そのほか、拙稿「歴史認識問題――相剋と和解」(大芝亮編『日本の外交 第5巻 対外政策 課題編』岩波書店、2013年7月)227-244頁、拙稿「〈書評〉大平正芳/福永文夫監修『大平正芳全著作集』全7巻」(東京財団ホームページ、2013年12月)、拙稿「田中角栄元首相 没後20年に思う」(『新潟日報』2013年12月14日)、拙稿「日中対話のパイプをどう取り戻すか」(『中央評論』第284号、2013年7月)113-125頁、拙稿「〈書評〉本田良一『日ロ現場史 北方領土――終わらない戦後』」(『日本経済新聞』2014年2月9日朝刊23面)を執筆した。 高原明生・服部龍二編『日中関係史 1972-2012 I 政治』(東京大学出版会、2012年)については、現在、中国語訳を進めており、北京の社会科学文献出版社から刊行を予定している。
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