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2010 年度 実績報告書

ジョージ・ケナン、ポール・ニッツェとアメリカ外交の展開

研究課題

研究課題/領域番号 21530155
研究機関立教大学

研究代表者

佐々木 卓也  立教大学, 法学部, 教授 (60202090)

キーワード冷戦 / 封じ込め / アメリカ外交 / ジョージ・ケナン / ポール・ニッツェ
研究概要

研究計画に沿って、前年度に引き続き、アメリカ合衆国の外交史料、冷戦史の研究図書の閲読、立教大学が保管するトルーマン、アイゼンハワー、ケネディ、ニクソン大統領図書館の関係史料(マイクロフィルム)、これらの大統領図書館とNational Security Archive(ジョージ・ワシントン大学)が公開している関係史料(電子版)の分析を進めている。さらに昨年度に収集したケナンとニッツェの個人文書の分析を行っているところである。これらの作業を通じて、研究課題に対する理解をさらに深めるとともに、冷戦史研究状況の確認を行った。
2011年3月半ばに、ワシントンDCの国立公文書館と議会図書館を再訪し、研究課題に関係する史料の収集を行う予定であったが、東日本大震災の影響で、調査旅行の中止を余儀なくされた。今年度中の訪問を予定している。
本報告者は以上の作業で得た知見をもとに、『冷戦史』(有斐閣)の執筆を進めており、執筆はほぼ終わっている。本書ではケナンとニッツェは重要な登場人物であり、今年度中に出版される。
なお昨年度ニューヘブン市でお会いしたギャディス教授は今秋にもケナンの伝記を刊行する。これは未公開の日記を含むケナン個人文書を初めて全面的に利用したケナン伝であり、おそらくケナン研究の決定版となろう。本研究はケナンとニッツェを軸にアメリカ外交を検討する試みであり、ケナン研究に特化したものではないが、ギャディス教授のケナン分析をどのように超えるのかが、重要な課題となる。
(追記、2012年4月5日)東日本大震災の発生でワシントンへの調査旅行は延期を余儀なくされたが、2012年3月、議会図書館にてケナン、ニッツェと関係が深いC・ボーレン、L・ヘンダーソン、ハリマンの個人文書の収集を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 「核」とアメリカの平和2011

    • 著者名/発表者名
      佐々木卓也
    • 雑誌名

      国際政治(日本国際政治学会編)

      巻: 163 ページ: 1-13

  • [図書] ハンドブック アメリカ外交史-建国から冷戦後まで2011

    • 著者名/発表者名
      佐々木卓也編著
    • 総ページ数
      315
    • 出版者
      ミネルヴァ書房

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公開日: 2013-06-26  

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