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2010 年度 実績報告書

ボウレイとレイトンの統計学方法論の研究―マーシャル経済学の展開とその応用―

研究課題

研究課題/領域番号 21530184
研究機関大阪府立大学

研究代表者

近藤 真司  大阪府立大学, 経済学部, 教授 (50264817)

キーワードケンブリッジ学派 / ボウレイ / レイトン / マーシャル / 統計学方法論 / LSE(ロンドン大学) / 物価指数
研究概要

本研究の目的であるアーサー・レオン・ボウレイ(Arthur Lyon Bowley, 1869-1957)とウォルター・レイトン(Walter T.Layton, 1884-1966)の統計学方法論をとりあげるにあたって,H22年度も引き続きボウレイを中心に研究を進めた。
昨年度行ったボウレイの著作目録を完成するため,昨年度に引き継ぎボウレイが統計学の教授を務めていたLSE(ロンドン大学)のボウレイコレクションの資料調査を約1週間行った。さらに,ケンブリッジ大学の大学図書館で,ボウレイとレインとの資料調査を3日間行った。今年度の資料調査によりボウレイの著作目録をより完成度の高いものにすることができた。H23年度はボウレイとレイトンの著作目録の公表を予定している。
22年度はボウレイの著作である『統計学要論』(Elements of Statistics, 1901年)と1903年のEconomic Journalに投稿した論文と1908年にJournal of the Royal Statistical Societyの論文からマーシャルの統計学方法論との関係性を検討した。この成果は,H23年度に研究会ならびに学会で報告を行う予定にしている。さらに,その報告をもとに論文を作成し,学会誌に投稿を検討している。
レイトンの研究に関しては,'Layton on industrial and applied economics'という論文をT.Raffaelli, T.Nishizawa, S.Cook編集のMarshall and Marshallians on Industrial Economics, Routeledgeに投稿したものが,H22年度中に出版予定であったが,H23年4月に出版予定である。本稿では,統計学方法論に関して,レイトンがマーシャルから帰納的な研究方法を学び取り,当時重要になりつつあった統計分析を推し進めたことを明らかにしている。
これまでの研究成果をまとめたものを,大阪府立大学に学位請求論文『初期ケンブリッジ学派研究』を提出しH22年2月に学位が認められ,H22年5月に大阪府立大学学術情報リポジトリニに掲載されている。掲載のURLは次である。http://repository.osakafu-u.ac.jp/dspace/bitstream/10466/10454/1/2010900032.pdf

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考]

    • URL

      http://repository.osakafu-u.ac.jp/dspace/bitstream/10466/10454/1/2010900032.pdf

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公開日: 2012-07-19  

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