研究概要 |
本研究の目的は、幕末・明治期における欧米経済思想、財政思想の導入・普及に際して利用された邦訳書の出版リスト、及びその邦訳書の原典の確認を行い、それをデータ・ベース化することである。そのため基本データとして『国立国会図書館蔵書目録明治期』と各図書館所蔵の所蔵目録、研究書に収録された関連文献を抽出し、その基本データ・ベースに追加する作業を行ってきた。研究が終了した2011年度末までに、収録された文献数は2、843件である。その中でもっとも重要な文献の復刻版をEconomics in Meiji Japan, Collected Works of Western Origin, selected and with an introduction by Prof. Takusoshi Inoue, Kwansei Gakuin University, Pickering & Chatto, PartI(vols. 8), PartII(vols. 8), PartIII(vols. 8), 2009-12.として出版出来た。
|