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2010 年度 実績報告書

インドの小地域住民全数データを参照基準にした途上国センサス・行政データの研究

研究課題

研究課題/領域番号 21530197
研究機関横浜国立大学

研究代表者

岡部 純一  横浜国立大学, 国際社会科学研究科, 教授 (70204013)

研究分担者 金子 治平  神戸大学, 農学研究科, 教授 (40204557)
キーワード経済統計学 / 統計制度 / インド
研究概要

2010年5月から12月にかけて、インドの村落自治体(Panchayat)の統計ニーズを全面的に研究した。その研究成果が、岡部純一、'Data Needs in the Panchay at: A new statistical doma in emerging in rural India',CITS Working Paper 2011-01,2011年にまとまった。村落自治体(Panchayat)の統計ニーズに関する研究はインドにこれまでない新しい研究である。この研究なくして、村落のセンサス・行政データの価値を評価することができない。この研究によって、村落調査のフォローアップの焦点が定まった。まず、2011年2月に、西ベンガル州Raina村のフォローアップ調査を行った(2011年度夏にマハラシュトラ州Warwatkhanderao村のフォローアップ調査を予定)。このフォローアップによって、村落のセンサス・行政データの総合的評価が研究成果としてまとまる見通しである。
研究協力者(元研究分担者)宇佐美好文氏と協力して、村落のBelow Poverty Line(BPL)センサスの研究を完了させることができた。この研究もインドにないもので高い評価を得ている。
以上の研究成果について、本プロジェクトの海外協力者であり、2011年1-4月に一橋大学経済研究所客員教授として来日した、V.K.Ramachandran氏と議論した。
3月には研究分担者・研究協力者が集まり、プロジェクト定例会議を開催した。この定例会議において、研究分担者の金子治平から村落の農業生産費データによる最低価格制度の研究報告があり、サブプロジェクトが新たにスタートした。
なお、2010年9月経済統計学会第54回全国研究大会において、岡部純一が「途上国村落の出生登録テータに関するミクロレヘルの検証」と題して、本プロジェクトの成果の一部について途中経過を発表した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Data Needs in the Panchayat : A new statistical domain emerging in rural India2011

    • 著者名/発表者名
      岡部純一
    • 雑誌名

      CITS Working Paper(横浜国立大学経済学部附属貿易文献資料センター)

      巻: CITS WP2011-01 ページ: 1-45

  • [雑誌論文] 途上国の村落自治体から見た出生登録の実像-インドにおける村落住民リストとのマッチングに基づく検証2011

    • 著者名/発表者名
      岡部純一
    • 雑誌名

      『統計学』(経済統計学会)

      巻: 101号 ページ: 1-16

    • 査読あり
  • [学会発表] 途上国村落の出生登録データに関するミクロレベルの検証2010

    • 著者名/発表者名
      岡部純一
    • 学会等名
      経済統計学会第54回全国研究大会
    • 発表場所
      大分大学経済学部
    • 年月日
      2010-09-16

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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