• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

空間誤差モデルに関する実験的・経験的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21530199
研究機関名古屋大学

研究代表者

加藤 尚史  名古屋大学, 環境学研究科, 准教授 (70233799)

キーワード空間自己相関 / 推定精度 / 予測精度
研究概要

研究の目的は、空間誤差モデルについて、実験的・経験的な分析を行うことで、推定や予測の精度を比較することにある。このモデルは、横断面データを用いる場合に撹乱項が関係し合う可能性を考慮しようとするものである。本年度の研究実施計画では、線形モデルに関して、実験的な検討を加えておかなければならない問題を扱ったうえで、経験的な分析を行う一方、非線形モデルに関して実験的な分析を行うことにしていた。検討を要する問題とは、先行研究に見受けられるモデルに優るものを見出すことはできるかということである。いくつかのモデルを提案して既存モデルと比べるためにモンテ・カルロ実験を行った結果、特定なモデルに優位性があることがわかった。この知見については、英語論文にまとめてディスカッション・ペーパーを作成し査読付雑誌に投稿することで、評価を受けるようにした。線形モデルに関する経験的な分析や非線形モデルに関する実験的な分析については、データの収集や計画の作成を進めたけれども、十分な資源を配分することは難しかった。昨年度に投稿したものを含む3つの論文に対して内容を修正することが査読によって求められたことから、コメントに基づいて文献のサーベイを拡充したり実験を追加したりしなければならなくなったからである。次年度には、これらの論文が雑誌に採用されるよう努める一方、非線形モデルに関して実験的な分析を行ったうえで、線形モデルや非線形モデルに関して経験的な分析を行うことになる。

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi