平成23年度には2本の査読付き海外論文を単著で公刊した。 (1)低費用航空会社(LCC)の新規参入後の運賃とその経年変化について、米国の国内航空産業のデータを用い、統計的手法を用いて明らかにした。結果は、LCCの参入後様々なパターンの競争が参入後に観察されるが、概して運賃の低下と輸送量の増加を招き、総余剰の増加が観察された。 (2)同様の分析を日本の航空市場について行った。日本の場合も概して総余剰は増加するが、LCCが撤退した市場では、参入前後トータルとして逆に総余剰が減少したケースも見られた。
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