研究課題
このプロジェクトの目的は、アグロメレーションと成長理論という新たな経済地理学に基づいて、地域経済動学におけるひとつの理論を構築することである。この研究の特色は、輸送コストと技術的変化から経済地理学を研究するばかりでなく、資本蓄積をも理論に取り入れていることである。本研究は以前のアプローチとは異なり、なぜ地域間格差が広がり、どのような条件下で徐々に定着していくのか、についてより効率的に説明するものであり、財産、資本蓄積、アグロメレーション、規模あたり収益などに関し、収入と財産配分の地域経済動学理論を進展させるものである。今回の研究では、地域科学と経済地理学におけるもっとも大きな課題に挑戦する。すなわち、内因的資本蓄積と技術的変化にともなう、異種世帯における多地域経済成長・発展モデルを構築する、ということである。今年、プロジェクトでは過去2年間で作り上げてきたモデルのさらなる発展と改良に注力した。3つの国際学会に参加して発表を行った。また、3つの論文が査読つきジャーナルで出版された。
すべて 2012 2011
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (3件)
Journal of Transport and Land Use
巻: (掲載決定)(未定)
Journal of Economic Studies
巻: 38 ページ: 452-82
Annals of the Alexandru Ioan Cuza University of Iasi, Economic Sciences Section
巻: 2011 ページ: 497-513