研究課題
基盤研究(C)
新日銀法(1998年4月施行)下において、1990年代末以降採用された、世界的にみても前例のない、異例の政策対応について、公開された金融政策決定会合の「議事録」等の詳細分析を行った。その分析結果からは、(1)最初の0.25%への利下げ、(2)ゼロ金利政策の導入、(3)ゼロ金利政策の解除、(4)量的緩和政策の導入等の政策に関して、それらの政策判断の真の動機が明らかになるとともに、相次いで打ち出された非伝統的な政策対応の間の整合性についても、金融政策分析の面でも意味のある、様々な含意が得られた。
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