研究概要 |
2009年度の具体的な研究実績は,研究代表者の宮崎が査読付き論文1本,ワーキングペーパー3本であり,共同研究者の佐柄が査読付き論文6本である。宮崎の掲載論文は,割引率が貨幣や消費の関数という意味で割引率が一定でない2種類の貨幣モデルについてその安定性を,既存研究と整合的に条件を導いている。この論文をさらに発展させて,解の一意性まで議論した新たな論文を作成し,ワーキングペーパー化し,海外査読雑誌に投稿中である。その他2本についてもワーキングペーパー化し,海外査読雑誌に投稿中である。また,学会報告も積極的におこなった。自身の発表について適切なコメントを受けただけでなく,最新の研究成果に触れることができた。宮崎が4度の学会報告をおこない,佐柄が9回実施した。具体的に宮崎は6月に京都大学で開催された日本経済学会春季大会,6月にアメリカのオワフ島で開催されたHawaii International Conference on Business,9月にギリシアのクレタ島で開催されたInternational Conference of Numerical Analysis and Applied Mathematics,3月にチェコのプラハで開催されたInternational Atlantic Economic Conferenceである。
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