研究課題
2010年度は、2009年度と同様に、実施した過去の文献調査を踏まえ研究論文を作成し、セミナーやコンファレンスで発表し、フィードバックを受けて修正し、英文論文を作成し、それを査読付き雑誌に投稿し、研究成果の公表を試みている。具体的な研究実績は,研究代表者の宮崎が査読付き論文3本、ワーキングペーパー4本であり、共同研究者の佐柄が査読付き論文3本である。宮崎の査読付き論文は、1)割引率が消費一単位あたりの資産に応じて社会的な規範として変化する取引費用のある貨幣モデルについて、インフレと生産高の関係がこぶ型になることを示している論文と、2)消費だけでなく投資の一部もしくは全部に対して銀金制約モデルについての定常解の一意性や局所的安定性について統一的に導出している論文と、3)合衆国の実証分析では頻繁に利用されているが、日本では計算されていない平均限界税率について統計資料を丹念に調べ計測した論文である。その他4本のワーキングペーパーについても、海外査読雑誌に投稿中である。また、学会報告も積極的におこなった。自身の発表について適切なコメントを受けただけでなく、最新の研究成果に触れることができた。宮崎が2度の学会報告をおこない、佐柄が6回実施した。具体的に宮崎は6月に千葉大学で開催された日本経済学会春季大会、7月にポルトガルのリスボンで開催された24th European Conference on Operational Researchである。
すべて 2011 2010
すべて 雑誌論文 (11件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (8件)
Journal of the Japanese and International Economies
巻: (forthcoming)
32^<nd> Linz Seminar on Fuzzy Set Theory, Decision Theory : Qualitative and Quantative Approaches, Abstracts
ページ: 110-113
International Advanced Economic Research
巻: 16 ページ: 419-420
Economic Bulletin
巻: 30(4) ページ: 2856-2863
Information Processing and Management of Uncertainty in Knowledge-Based Systems
ページ: 471-479
法政大学比較経済研究所ワーキングペーパー
巻: 153 ページ: 1-33
巻: 157 ページ: 1-14
巻: 158 ページ: 1-21
巻: 160 ページ: 1-16
Advances in Mathematical Economics
巻: 13 ページ: 155-160
日本数学会2010年度秋季総合分科会 統計数学分科会講演アブストラクト
ページ: 51-52