• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 実績報告書

経済改革開始以降のインドにおける都市労働市場変化と社会変容

研究課題

研究課題/領域番号 21530278
研究機関フェリス女学院大学

研究代表者

木曽 順子  フェリス女学院大学, 国際交流学部, 教授 (70192557)

キーワード経済政策 / 経済事情 / 労働市場 / インド / 社会変容
研究概要

1990年代にはじまった経済改革以降、インドは急速な経済成長と社会変化を遂げてきた。他方、労働市場では、雇用の非正規化やインフォーマル化の進行が指摘され、「雇用なき成長」が注目されてきた。そこで本研究は、その経済のダイナミズムが、成長の中心的担い手のみならず、貧困層を含む大多数のインドの「普通のひとびと」の労働と生活に、どのようなメカニズムでどう影響してきたのかを、都市に焦点を絞り、社会階層構造を視野にいれて探究することを目的としている。初年度(21年度)は、研究計画に沿って、基本統計データ・文献の収集・研究、フィールド調査の準備作業を進めることができた。具体的には次のとおりである。
(1)インドでのマクロ統計データ(印刷物・CD)・関連文献の収集・研究。
(2)フィールド調査準備1:調査予定地であるグジャラート州アフマダーバードで、日雇い建設労働者調査のための事前調査と調査予定地の選定を行い、1地区で予備調査を実施した。
(3)フィールド調査準備2:同じくアフマダーバードで、インフォーマル・セクター労働者調査の準備作業として、20のスラム地区を訪ねて調査地概要を調査。そのうち調査対象として10地区の選定作業を行い、予備調査を開始した。
(4)フィールド調査準備3:中間層以上の労働者調査のために、小売大手に調査協力の依頼をつづけたが、十分な協力は得られなかった。またカルナータカ州バンガロールの日系企業2社を訪問し、インタビューを実施した。
(5)在インド日系企業調査を実施するために、郵送によるアンケート調査の準備作業を開始した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] (解説)インド巨大労働市場の変容2009

    • 著者名/発表者名
      木曽順子
    • 雑誌名

      INDO WATCHER 149

      ページ: 39-39

  • [学会発表] インドの労働問題:労働市場と労働政策2010

    • 著者名/発表者名
      木曽順子
    • 学会等名
      グローバル・トップセミナー(社会経済生産性本部主催)
    • 発表場所
      セミナーハウス(クロスウェーブ東中野)
    • 年月日
      2010-02-27
  • [学会発表] インドの人材と労働市場2009

    • 著者名/発表者名
      木曽順子
    • 学会等名
      第42回南アジア研究集会(シンポジウム)
    • 発表場所
      旅館伯梁
    • 年月日
      2009-07-19

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi