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2011 年度 実績報告書

経済改革開始以降のインドにおける都市労働市場変化と社会変容

研究課題

研究課題/領域番号 21530278
研究機関フェリス女学院大学

研究代表者

木曽 順子  フェリス女学院大学, 国際交流学部, 教授 (70192557)

キーワード経済政策 / 経済事情 / 労働市場 / インド / 社会変容 / インフォーマル・セクター / 中間層
研究概要

1990年代にはじまった経済改革以降、インドは急速な経済成長と社会変化を遂げてきた。他方、労働市場では「雇用なき成長」が注目され、また雇用の非正規化やインフォーマル・セクター雇用の拡大が指摘されてきた。そこで本研究は、経済のダイナミズムが、成長の中心的担い手のみならず、貧困層を含む大多数のインドの「普通の人びと」の労働と生活に、どのようなメカニズムでどう影響してきたのかを、都市に焦点を絞り、社会階層構造を視野に入れて探究することを目的とした。23年度はフィールド調査を完了させ、分析を進めた。具体的な調査・研究内容は次のとおりである。
1 インフォーマル・セクター労働者調査:グジャラート州アフマダーバードのスラムで行ってきたフィールド調査を完了。その後データ入力と分析を進め、報告書を作成した。
2 中間層以上の労働者に関する調査:中間層労働者に対するヒアリング調査を実施。数は少ないが極めて有益な情報を得ることができた。
3 中間層に関する調査:中間層調査の一環として、デリーの日本語学校生徒を対象にアンケート調査を実施し、調査結果をまとめた。
4 関連文献の収集と研究。
5 調査全体の成果を一冊の本にまとめるため準備を開始。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2012 2011

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] インフォーマル・セクター労働者の実態とモビリティ-アフマダーバードの事例から-2012

    • 著者名/発表者名
      木曽順子
    • 雑誌名

      国際交流研究(フェリス女学院大学)

      巻: 第14号 ページ: 269-296

  • [学会発表] インドの労働問題:労働市場と労働政策2012

    • 著者名/発表者名
      木曽順子
    • 学会等名
      グローバル・トップセミナー(社会経済生産性本部主催)
    • 発表場所
      (セミナーハウス)クロス・ウェーブ東中野
    • 年月日
      2012-02-11
  • [学会発表] インフォーマル・セクターにおける労働とモビリティ-アフマダーバード調査報告を中心に-2011

    • 著者名/発表者名
      木曽順子
    • 学会等名
      南アジアにおける学校教育と職業の接続
    • 発表場所
      広島大学
    • 年月日
      2011-10-22
  • [学会発表] インドの経済変動と働く女性2011

    • 著者名/発表者名
      木曽順子
    • 学会等名
      ジェンダーハンドブック研究会
    • 発表場所
      大丸別荘
    • 年月日
      2011-02-12

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公開日: 2013-06-26  

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