研究課題
初年度である本年度の主な活動内容は、文献・資料調査、定例研究会の実施、ワークショップ開催などである。まず、最新の研究成果を収集・解題し、未解明である問題点の洗い出しを行い、各自の課題を設定した。作業は各メンバーがそれぞれ行い、定例研究会にて共有した。定例研究会は、第1回を九州産業大学で、第2回をアジア経済研究所で行った。2月には、グローバルバリューチェーン研究の世界的権威であるマサチューセッツ工科大学のTimothy J.Sturgeon氏とのワークショップ"Workshop on Late-comer Firms and Industrial Upgrading in Global Value Chains : Experiences from East Asia"を、グローバルバリューチェーンに関心のある他の研究者と合同で行い、そこで各メンバーが今年度の研究成果を発表した。それぞれの発表タイトルは、中原が"The Expansion of Product Development Activities of Taiwanese Companies in the Global Production Network"、小井川が"Global Value Chain Creation under TNCs' Outsourcing Lifecycle"、川上が"Disrupting Global Value Chains : the Story of Netbook"であり、それぞれの発表内容について、Sturgeon氏や他の研究者との意見交換を行った。
すべて 2010 2009
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件) 図書 (3件)
東アジア評論(長崎県立大学東アジア研究所発行) 第2巻
ページ: 55-84
アジア経営研究(アジア経営学会発行) 第15号
ページ: 27-37
Int'lecowk 国際経済労働研究(国際経済労働研究所発行) 第64巻第10号
ページ: 18-20
"Emergence of the Global Development Network in the Personal Computer Industry" in Global Movements in the Asia Pacific Ch.14(Kee, Yoshimatsu(ed))(World Scientific Publishing Pte.Ltd)
ページ: 265-284