本研究は、研究期間(平成21年~23年度)において、現地調査と統計資料の整理を通じて、日中両国間の双方向の労働力(人口)の移動規模、移動者の産業別分布・地域分布とその影響要因、両国間労働力移動による移動先(地域)への経済・社会的影響などについて考察・分析した。こうした調査・分析に基づいて完成した調査報告・研究論文は、日中両国で開催される関連国際研究会・学会で報告されたとともに、一部の論文は研究雑誌で掲載され、一部の研究成果は公刊著書『新移民と中国の経済発展:頭脳流出から頭脳循環へ』(多賀出版, 2012)などに編入されている。
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