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2009 年度 実績報告書

日米の金利の動学分析~ゼロ金利状態に焦点をあてて~

研究課題

研究課題/領域番号 21530298
研究機関名古屋大学

研究代表者

中島 英喜  名古屋大学, 大学院・経済学研究科, 准教授 (90510214)

キーワード政策反応関数 / Taylorルール / ゼロ金利 / 金利変動の平滑化 / 非定常過程と見せかけの回帰 / GMM
研究概要

本研究の初年度である平成21年度は、(1)モデル選択に必要なデータの収集とその記述分析、(2)モデル選択の基本方針の選定、(3)当該基本方針に関連する先行研究の調査の3点を行った。
まず、(1)のデータ収集については、先行研究の多くが米国の金利を対象にしていることを考慮し、これら研究と適宜比較できるように日米のデータを同時に整備した。また、短期金利と関係すると思われる他の時系列(物価指数、満期の長い金利、為替レート、金融政策の代理変数等)も併せて収集し、とれらを一つのパネルデータとして整備した。
次に、(2)のモデル選択の基本方針については、異なるアプローチに基づく複数の先行研究を参照し、中央銀行の政策反応関数として短期金利の変動を記述する方針を選択した。これにより、近年の低金利状態を含む短期金利の推移を長期的に捉えながら、その背後の構造を実証的に評価できると思われる。また、このアプローチの選択に到る検討過程は学外の専門誌にて公表した。
そして、(3)の先行研究については、Taylor (1993)を起点とする一連の研究を中心にサーベイを行い、これらのモデルを予測に適用する時の留意点を整理した。なお、この留意点の整理については、学外の専門誌にて公表予定である(平成22年4月に刊行予定)。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 長期投資と短期金利2009

    • 著者名/発表者名
      中島英喜
    • 雑誌名

      みずほ年金レポート 84

      ページ: 8-26

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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