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2012 年度 研究成果報告書

日米の金利の動学分析~ゼロ金利状態に焦点をあてて~

研究課題

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研究課題/領域番号 21530298
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 財政学・金融論
研究機関名古屋大学

研究代表者

中島 英喜  名古屋大学, 経済学研究科, 准教授 (90510214)

研究期間 (年度) 2009 – 2012
キーワードファイナンス / 短期金利 / 政策反応関数 / 金利の平滑化
研究概要

本研究では、中央銀行が Clarida 等(1998)の政策反応関数をベースとしつつ、金利の下限を意識する状況を考え、金利観測に関する Tobit モデルとこれに基づく代替的な推定量を複数準備した。そして「ゼロ金利政策」の期間を含む日本の時系列標本を使い、ベースとなる政策モデルの推定と診断を行った。その結果、GMM 推定と最尤推定の双方で、回帰残差に対照的なバイアスが認められた。追加分析の結果、これらのバイアスは、分布の打ち切りという技術的問題を超える可能性が示された。そこで、ベースのモデルで仮定した金利平滑化仮説の当否を検証した。この仮定の検証はこれまで困難とされてきたが、金利の下限に着目することで新たな検証が可能になる。この検証により、推定期間における金利の平滑化仮説は極めて強く棄却された。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2012 2011 2010 2009

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Taylor ルールと短期金利の長期予測2011

    • 著者名/発表者名
      中島英喜
    • 雑誌名

      企業年金

      巻: 第30巻第7号 ページ: 12-15

  • [雑誌論文] Taylor ルールの拡張とコールレートの長期評価2010

    • 著者名/発表者名
      中島英喜
    • 雑誌名

      みずほ年金レポート

      巻: No.90 ページ: 46-68

  • [雑誌論文] 長期投資と短期金利2009

    • 著者名/発表者名
      中島英喜
    • 雑誌名

      みずほ年金レポート

      巻: No.84 ページ: 8-26

  • [学会発表] 金利の下限に着目した政策反応関数の実証分析~金利平滑化仮説に関する一つの反証~2012

    • 著者名/発表者名
      中島英喜
    • 学会等名
      日本ファイナンス学会
    • URL

      http://www.nfa-net.jp/timetable_nfa_no20_2.html

    • 発表場所
      一橋大学
    • 年月日
      2012-05-27
  • [学会発表] 金利の下限を考慮した政策反応関数の推定2010

    • 著者名/発表者名
      中島英喜
    • 学会等名
      日本ファイナンス学会
    • 発表場所
      上智大学
    • 年月日
      2010-05-22

URL: 

公開日: 2014-08-29  

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