• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

GARCHオプション価格付けモデルの拡張:理論と実証分析

研究課題

研究課題/領域番号 21530314
研究機関法政大学

研究代表者

金 〓晋  法政大学, 経営学部, 教授 (80326008)

キーワードオプション価格 / GARCH過程 / 非正規分布
研究概要

本研究に関わる先駆的論文は、Duan(1995,Mathematical Finance)である。彼の論文は、原資産の対数収益率がGARCH過程に従い、尚且つイノベーションが正規分布に従うという仮定の下で、ヨーロピアン・オプション価格を計算するためには、リスク中立確率の下で、対数収益率のGARCH過程がどのように表現されるべきかを明らかにした。本研究は、Duan(1995)のGARCHオプション価格付けモデルを特殊なケースとして含む、一つの拡張されたオプション価格付けモデルを提案している。まず、イノベーションが非正規分布に従うとき、リスク中立確率の下で、GARCH過程が満たすべき条件を導出している。また、イノベーションの非正規性が、オプション価格にもたらす影響を明示的に捉えるために、よりクラスの広いGED、EGB2分布などを紹介した。更に、株価過程におけるイノベーションと状態価格密度との相関関係に関する解釈を加えた。
他に、本研究とChristoffersen,Elkamhi,Feunou and Jacobs(2010,Review of Financial Studies)との類似点と相違点を付け加えた。また、本研究と、Duan自らによる拡張モデルであるDuan(1999,Unpublished Manuscript)との関わりについても言及した。

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi