研究課題/領域番号 |
21530327
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済史
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研究機関 | 立教大学 (2010-2013) 埼玉大学 (2009) |
研究代表者 |
沼尻 晃伸 立教大学, 文学部, 教授 (30273155)
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研究分担者 |
飯田 恭 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (20282551)
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研究期間 (年度) |
2009-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 小作農民 / 農家 / 日記 / 農作業 / 普請 / 尼崎市 / 三島市 |
研究概要 |
本研究の成果は,主に2点にまとめられる。 第一に,新潟県の小作農民の日記分析を通じて,第二次世界大戦前後にかけて小作農民が自作農民に転換する過程とは,土地所有面での地主支配からの脱却に限らず,子女の奉公人としての受入や木材・燃料の譲受などにみられた近隣有力農民に対する経済的・物質的依存からの脱却を目指すものであった点を明らかにした。 第二に,高度成長期の兵庫県と静岡県における近郊農村の分析を通じて,農家の生活安定を重んじる意識が農地利用と農地転用の内容を規定したこと,そしてそれらの土地利用が郊外の市街地形成に影響を及ぼした点を明らかにした。
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