ニュー・エコノミーとアメリカ経済の再編-1929年大恐慌期との対比において

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21530343
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 経済史
• 研究機関: 帝京平成大学
• 研究代表者: 秋元 英一 帝京平成大学, 地域医療学部, 教授 (00064113)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• キーワード: ニュー・エコノミー / 情報技術 / グローバリゼーション / IT革命 / 生産性 / 収穫逓増 / 一般目的技術 / ディジタル財

研究概要

ニュー・エコノミーと呼ばれる情報技術(IT)革命とグローバリゼーションを基盤とした経済システムのパターンは1990年代以降のアメリカに典型的に見られるが、本研究はその理論的、歴史的位置づけをめざした。ニュー・エコノミー化による産業構造の再編という面から歴史的前例として1929年大恐慌前後の事例と比較した。軸となる一般目的技術(GPT)からみると、大恐慌期は電力、1980年代以降はインターネットとコンピューター化が新たな産業群を生み出す動力となった。

研究成果

• [雑誌論文] ニュー・エコノミーとアメリカ経済 (2011)
  • 著者名/発表者名: 秋元英一
  • 雑誌名: 千葉大学経済研究 巻: 26巻2号 ページ: 47-83
• [雑誌論文] ベンジャミン・ストロングと1920年代の国際金融協力 (2010)
  • 著者名/発表者名: 秋元英一
  • 雑誌名: 千葉大学経済研究 巻: 25巻4号 ページ: 27-61
• [雑誌論文] Benjamin Strong and International Financial Cooperation during the 1920s (2010)
  • 著者名/発表者名: Eiichi Akimoto
  • 雑誌名: American Studies 巻: vol.33 No.1 ページ: 1-19
• [雑誌論文] アメリカ大恐慌下における経済政策ビジョンをめぐるエリートと民衆の交錯 (2010)
  • 著者名/発表者名: 秋元英一
  • 雑誌名: 歴史と経済 巻: 207号 ページ: 3-11
  • 査読あり
• [学会発表] アメリカ大恐慌はなぜ起きたか-危機におけるエリートと民衆 (2010)
  • 著者名/発表者名: 秋元英一
  • 学会等名: 第62回軽井沢夏期大学
  • 発表場所: 軽井沢町中央公民館
  • 年月日: 2010-08-04
• [学会発表] Benjamin Strong and International Financial Cooperation during the 1920s (2009)
  • 著者名/発表者名: Eiichi Akimoto
  • 学会等名: American Studies Institute International Conference
  • 発表場所: Seoul National University, Seoul, Korea
  • 年月日: 2009-11-12
• [学会発表] アメリカ大恐慌下における経済政策ビジョンをめぐるエリートと民衆の交錯 (2009)
  • 著者名/発表者名: 秋元英一
  • 学会等名: 政治経済学・経済史学会秋季学術大会共通論題
  • 発表場所: 岡山大学
  • 年月日: 2009-10-25
• [図書] 社会経済史学会、社会経済史学の課題と展望:社会経済史学80周年記念、1929年大恐慌 (2012)
  • 著者名/発表者名: 秋元英一
  • 総ページ数: 438