• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

ナレッジ・イノベーション・パターンの国際比較―日韓企業の実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 21530399
研究機関県立広島大学

研究代表者

平野 実  県立広島大学, 経営情報学部, 准教授 (00405507)

研究分担者 姜 判国  県立広島大学, 経営情報学部, 教授 (50405510)
李 在鎬  京都橘大学, 現代ビジネス学部, 准教授 (40342133)
金 泰旭  広島市立大学, 国際学部, 准教授 (90364108)
キーワード知識創造 / ナレッジ・イノベーション / 現代・起亜自動車 / 三星電子 / サプライヤー・システム
研究概要

本研究の目的は,知識創造モデルを分析視角とし,日本企業と韓国企業を対象とする実証研究によって,日本企業と韓国企業の知識創造の実態を明らかにすることである。
平成22年度では,主に韓国企業の知識創造プロセスの動態的展開を明らかにするために,韓国企業の中で,高い業績をあげている,もしくは危機から再生した企業の知識創造プロセスが,「なぜ」そして「どのように」して展開されたのか,すなわち「ナレッジ・イノベーション・パターン」の動態的展開を事例分析を通じて解明することを試みた。事例分析の対象企業としては,現代・起亜自動車,三星電子,および,韓国自動車部品企業などである。当該年度の研究実績は以下の通りである。
李・平野(2010)は,1990年代末の韓国経済危機前後の現代・起亜自動車の企業再生のプロセスを企業連携力やナレッジ・イノベーションの観点から経時的に捉えた論文である。姜・平野(2011)は,資源戦略論や知識ベース論の視点より,三星の全方位的なグローバル・オープン・パートナーシップを通じた知識能力構築のプロセスを明らかにした。また,李(2010)では,1990年代末の韓国経済危機以降の韓国自動車及び部品産業の全体像を考察し,その構造的特徴と問題点を導出した。海外実地調査としては,平野の米国フォード・在米マツダ系部品メーカー調査(2011年3月),李・平野の韓国現代自動車調査(2011年2月)がある。
また,本年度の研究成果は,韓国済州大学において開催された,第25回韓日経済経営国際学術会議で発表した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 三星電子の成長と戦略的提携-競争優位の構築と持続的成長のための競争戦略の特徴-2011

    • 著者名/発表者名
      姜判国・平野実
    • 雑誌名

      県立広島大学・経営情報学部論集

      巻: 第3号 ページ: 19-31

  • [雑誌論文] 市民起業家による資金獲得プロセスの研究-アートプロジェクトにおける企業家活動2011

    • 著者名/発表者名
      秋庭太・金泰旭
    • 雑誌名

      VENTURE REVIEW

      巻: Vol.17 ページ: 43-52

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 企業再生と組織間連携シナジー-現代・起亜自動車のケース分析-2010

    • 著者名/発表者名
      李在鎬・平野実
    • 雑誌名

      実践経営

      巻: 47 ページ: 57-66

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 韓国自動車産業のサプライヤー・システムの現状と評価2010

    • 著者名/発表者名
      李在鎬
    • 雑誌名

      星城大学研究紀要

      巻: 10号 ページ: 5-30

  • [学会発表] 三星電子のビジネスモデル分析(〓〓〓〓〓 〓〓〓〓 〓〓〓〓)2010

    • 著者名/発表者名
      姜判国
    • 学会等名
      第25回 韓日経済経営国際学術会議
    • 発表場所
      韓国済州大学
    • 年月日
      2010-08-18
  • [図書] 富の未来図2011

    • 著者名/発表者名
      ベ・ドンチョル, チェ・ユンシク(翻訳金泰旭)
    • 総ページ数
      279
    • 出版者
      フォレスト出版

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi