研究課題
基盤研究(C)
この研究は、日本企業の国内子会社の整理がいかなる要因により行われるか、整理の方法(閉鎖・売却)はどのように決められるか、特に後者に注目しつつ計量経済学的に分析したものである。分析の結果、閉鎖がもっぱら業績不振子会社の整理で用いられるのに対し、売却は業績不振でなくとも売却可能性の高い非中核事業の子会社であれば対象となることが示された。この違いは閉鎖と売却が、企業グループのリストラクチャリングにおいて、本質的に異なる役割を果たしていることを示すものである。
すべて 2011
すべて 学会発表 (2件)