• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

平和のためのCSR-アジア・日本からの発信:データベースとアジア版テキスト作成

研究課題

研究課題/領域番号 21530429
研究機関同志社大学

研究代表者

近藤 まり  同志社大学, ビジネス研究科, 教授 (60412805)

キーワード国際研究者交流 / 国際学術交流 / CSR / 地域研究 / 平和 / フィリピン / 国連 / 資本主義
研究概要

本研究は、アジア最大のCSR会議を主催するAsian Institute Management(AIM比・マニラ)と協働で、アジアCSR大賞エントリーのデータをもとに、「Peace through Commerce」を意識したアジアCSR事例のデーターベースの作成をおこなう。また、平和のためのCSR事例研究をもとに、「アジア版Peace through Commerce」のテキストを作成することを目的とする。
22年度は、フィリピンへの出張を複数回行い、AIMとの協力関係の交渉を行い、前進を得た。また、マレーシアではAIMの主催するアジアCSR会議に出席した。
データーベースに関してであるが、23年2月に予備的データーベースの作成を行い、23年3月AIM理事会で、データーベースの協働構築プロジェクトが正式に認可された。
テキストに関しては、研究を進めるうちに、深い分析を行う必要性を感じ、フィリピンの工場での現地調査を行った。共産ゲリラの蔓延していた地域においてCSRを使った住民との共存関係の構築がどのように行われ、それが、フィリピンのキャピタリズムの中でどういう意味を持つのかの考察を進めた。これは、学術研究書として、英国の国際的出版社から発行することが決まり、現在、契約書が届くのを待っているところである。
また、日本企業のCSRという面では、平和のためのCSRを推し進めている「国連グローバル・コンパクト」批准企業と計5回にわたって公開セミナーを行った。これは大学大学院ビジネススクールのCSR研究会への協力という形をとった。このような研究の発展により、成果物、出版物の方向性なども明確になってきており、23年度は、それらを完成、発表へとつなげる。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] A STUDY TO EXPLORE THE LINK BETWEEN GREEN PURCHASING INITIATIVES AND BUSINESS PERFORMANCE2010

    • 著者名/発表者名
      Purba Rao, Mari Kondo
    • 雑誌名

      Great Lakes Herald

      巻: Vol4 Issue2 ページ: 1-20

    • 査読あり
  • [学会発表] 平和とCSRを考える:フィリピンミンダナオ島の事例より2011

    • 著者名/発表者名
      近藤まり
    • 学会等名
      日本マクロエンジニアリング学会
    • 発表場所
      拓殖大学(基調講演)
    • 年月日
      2011-02-25
  • [学会発表] APUにおける「東南アジア研究入門」3年間の歩み-多学部・多教員・多文化の試み2010

    • 著者名/発表者名
      近藤まり・井口由布
    • 学会等名
      東南アジア学会・春季(第83回)研究大会
    • 発表場所
      愛知大学豊橋校舎
    • 年月日
      2010-06-06

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi