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2011 年度 実績報告書

自動車フランチャイズ・システムの国際比較と改革の方向

研究課題

研究課題/領域番号 21530434
研究機関京都大学

研究代表者

塩地 洋  京都大学, 経済学研究科, 教授 (60215944)

キーワード自動車流通 / フランチャイズ・システム / 国際比較 / 改革 / ディーラー
研究概要

当初の研究実施計画に基づいて,以下の実績をおさめた。第一に,自動車メーカー,ディーラー,インポーター,業界団体等に対して,総計約250箇所の集中的なインタビュー調査および資料収集をおこなった。メーカーとしてはトヨタ自動車,日産自動車,本田技研工業,ダイハツ工業,三菱自動車工業,ディーラーとしてはトヨタ,トヨペット,日産,ホンダ,三菱等の各チャネルおよび整備会社,業界団体等としては日本自動車工業会,日本自動車販売協会連合会,自動車流通関連企業としては,フォーイン,ATカーニー,豊田商事,ガリバー,東京海上火災,等でインタビュー調査および資料調査をおこなった。第二に,国内調査と並行して,中国では山東省で低速電気自動車メーカーや販売店を調査する等,計約30箇所,韓国では韓国トヨタ自動車等,計約50社での調査をおこなった。加えてロシアとハンガリー,ドイツ,デンマーク,スウェーデン,トルコにおける自動車流通関連企業を取材し,ロシア日産,ハンガリートヨタ,北欧トヨタ,等のディストリビューターとディーラーを取材調査し,集中的な情報収集をおこなった。この結果,従来積み重ねてきたデータを豊富化することができ,流通系列問題における国際比較をおこなう上での比較の座標軸を豊富化,立体化するための基礎データ収集に成果をおさめた。とくにトルコを新たに調査した結果,日本国内の企業が新興国で展開しているディーラー経営を詳細に把握することが可能となった。さらに韓国や中国の追加調査によって,後発国における流通系列形成の歴史的過程とその論理,独立系の政府大手流通企業とメーカー系の流通ネットワークとの対抗関係等の現状がリアルに把握できることとなった。加えて国内調査では,従来の調査ではおこなえていなかった北海道地域における中古車オークション,ディーラーの経営についても調査した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012 2011

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 新興国における微型車・小型車セグメントの国際比較2011

    • 著者名/発表者名
      塩地洋
    • 雑誌名

      アジア経営研究

      巻: 第17号 ページ: 73-82

    • 査読あり
  • [学会発表] 日韓中自動車産業の国際競争力2011

    • 著者名/発表者名
      塩地洋
    • 学会等名
      アジア経営学会全国大会自由論題
    • 発表場所
      龍谷大学
    • 年月日
      2011-09-18
  • [図書] 中国自動車市場のボリュームゾーン2012

    • 著者名/発表者名
      塩地洋
    • 総ページ数
      182
    • 出版者
      昭和堂

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公開日: 2013-06-26  

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