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2009 年度 実績報告書

リレーションシップ・マーケティングのための多次元的コミットメントモデルの発展

研究課題

研究課題/領域番号 21530441
研究機関東洋大学

研究代表者

久保田 進彦  東洋大学, 経営学部, 准教授 (10340184)

キーワードリレーションシップ・マーケティング / コミットメント
研究概要

本研究では期間中(3年間)に、(1)交換相手との感情的な結びつき(感情的コミットメント)の形成メカニズムを検討すること、(2)この検討結果を反映させたモデル(修正版多次元的コミットメントモデルないしは新たな補完的モデル)を構築すること、(3)このモデルをB-to-B関係において経験的に検証することを目指しているが、本年度は(1)を中心に研究を行った。
はじめに交換相手との感情的な結びつきと関連深いと思われる、社会的アイデンティティ理論および記憶形成領域の文献についてレビューを行った。続いてこれらのレビューにもとづき、おおまかな仮説を構築した。さらに次年度に計画している定性的調査の予備的作業として、インターネットを用いたプレ調査を1回行った。加えて当該領域に関連深い研究を行っているセン教授(ニューヨーク市立大)と面会し、意見を交換した。
本研究の当初の計画は、社会的アイデンティティ理論を援用することで、交換相手との感情的な結びつきについて深く検討しようとするものであった。しかしながら文献レビューを進めるにしたがって、社会的アイデンティティ理論の有用性は変わらないものの、それ以外に補完的な論理が必要なことが明らかになってきた。そこで関連性が考えられる様々な領域を探索したところ、記憶の形成過程に関する研究が本研究に援用可能であることを明らかになり、本年度の後半はこの領域についてレビューを行い理解を深めた。これは本年度の活動において、最も重要な成果の1つであった。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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