「社会」イメージの復権と社会構想の社会学

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21530495
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 社会学
• 研究機関: 大阪大学
• 研究代表者: 友枝 敏雄 大阪大学, 大学院・人間科学研究科, 教授 (30126130)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2012
• キーワード: 第1 の近代から第2 の近代へ / 再帰的近代化 / 個人化 / 保守化 / 公共性 / 正義 / ベック / ギデンズ

研究概要

日本社会が「第2 の近代」に突入するなかで、個人化と保守化が浸透していることを高校生調査および大学生調査のデータ分析から明らかにした。 21 世紀の社会を構想する際に、「公共性」および「正義」という概念が重要であることを指摘した。

研究成果

• [雑誌論文] リスク社会における若者の意識 (2012)
  • 著者名/発表者名: 友枝敏雄
  • 雑誌名: 教育と医学 巻: 705号 ページ: 62-68
  • 査読あり
• [学会発表] 社会理論の基礎としての公共性と正義 (2012)
  • 著者名/発表者名: 友枝敏雄
  • 学会等名: 第85回日本社会学会大会
  • 発表場所: 札幌学院大学
  • 年月日: 2012-11-03
• [学会発表] 大衆教育社会における学生の意識(1)2009 年学生調査の計量分析から (2010)
  • 著者名/発表者名: 友枝敏雄
  • 学会等名: 第61回関西社会学会大会
  • 発表場所: 名古屋市立大学
  • 年月日: 2010-05-30
• [学会発表] 高校生の規範同調志向と保守化 (2009)
  • 著者名/発表者名: 友枝敏雄
  • 学会等名: 第67回西日本社会学会大会
  • 発表場所: 福岡大学
  • 年月日: 2009-05-16
• [図書] 「第2の近代と社会理論」(宮島喬・舩橋晴俊・友枝敏雄・遠藤薫編『グローバリゼーションと社会学』 (2013)
  • 著者名/発表者名: 友枝敏雄
  • 総ページ数: 304
  • 出版者: ミネルヴァ書房
• [図書] "Publicness and Justice as the Basis of Social Theory"Tanaka & Zhe eds. (2013)
  • 著者名/発表者名: 友枝敏雄
  • 総ページ数: 350
  • 出版者: A Comparative Sociology of Publicness 中国社会科学文献出版社
• [図書] 「社会理論の基礎としての公共性と正義」 (牟田和恵・平沢安政・石田慎一郎編『競合するジャスティス-ローカリティ・伝統・ジェンダー』 (2012)
  • 著者名/発表者名: 友枝敏雄
  • 総ページ数: 401
  • 出版者: 大阪大学出版会
• [図書] 「社会進化論」「社会的分化」 「スペンサー」 (大澤真幸・吉見俊哉・鷲田清一編『現代社会学事典』 (2012)
  • 著者名/発表者名: 友枝敏雄
  • 総ページ数: 1590
  • 出版者: 弘文堂
• [図書] 「公共哲学としての社会科学」 (井上俊・伊藤公雄編『社会学ベーシックス 第9 巻 政治・権力・公共性』 (2011)
  • 著者名/発表者名: 友枝敏雄
  • 総ページ数: 280
  • 出版者: 世界思想社
• [図書] 大衆教育社会における学生の意識 (2010)
  • 著者名/発表者名: 友枝敏雄
  • 総ページ数: 134
  • 出版者: 大阪大学大学院人間科学研究科,社会学理論研究室
• [図書] 「社会進化論」「構造-機能主義」「脱埋め込み(離床)」日本社会学会社会学事典刊行委員会編『社会学事典』丸善 (2010)
  • 著者名/発表者名: 友枝敏雄
  • 総ページ数: 945
• [図書] 現代の高校生は何を考えているか (2009)
  • 著者名/発表者名: 友枝敏雄
  • 総ページ数: 226
  • 出版者: 世界思想社