• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 実績報告書

リスクと監視と個人化の行方―個人と社会を「切りつつ結ぶ」こと―についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 21530497
研究機関神戸大学

研究代表者

三上 剛史  神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (80157453)

キーワード個人化 / リスク / 監視 / N.ルーマン / U.ベック / 個人と社会 / M.フーコー
研究概要

本年は、リスク監視と個人化に関する研究のうち、特に、「個人化」についての基礎的論考にエネルギーを裂いた。これをテーマ化した論文として、『個人の<個人化>と主体の奸計-「個人」ということ-』を執筆し、論文として公表した。
また、これとは別に、「<個人と社会>再考-「と」の理論と現在」と題して、京都大学グローバルCOE研究会でも報告を行った。更に、デュルケーム・デュルケーム学派研究かいにおいても、「モナドロジーと社会学-意識システムとモナド-」と題する研究報告を行った。
「<個人と社会>再考-「と」の理論と現在」については、同一テーマで論文を執筆済みであり、間もなく出版予定である。「モナドロジーと社会学-意識システムとモナド-」ついても、既に脱稿済みで、来春刑行予定の研究科紀要に寄稿する予定である。
これらの成果に基づいて、現在、単著『社会の思考-リスクと監視と個人化-』を執筆し、間もなく出版予定である(学文社、2010年4月刊行予定)。
本年度は、研究第一年目であり、当初から、基礎的論考に取り組むことを心がけてきたが、予想以上に研究が進展し、単著を執筆するまでに至った。来年度は、この結果をまとめて、日本社会学史学会大会50周年記念シンポジウムで報告する。また、単著として出版した著作を専門講義でも使用し、研究成果の授業への還元ならびに学生の啓発として、教育にも生かしたい。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 個人の<個人化>と主体の奸計-「個人」ということ-2009

    • 著者名/発表者名
      三上剛史
    • 雑誌名

      国際文化学研究 33

      ページ: 61-85

  • [学会発表] モナドロジーと社会学-意識システムとモナド-2009

    • 著者名/発表者名
      三上剛史
    • 学会等名
      デュルケーム・デュルケーム学派研究会
    • 発表場所
      大谷大学(京都府)
    • 年月日
      2009-11-14

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi