研究課題/領域番号 |
21530502
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
鈴木 宗徳 法政大学, 社会学部, 准教授 (60329745)
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研究分担者 |
伊藤 美登里 大妻女子大学, 人間関係学部, 准教授 (10406845)
石田 光規 大妻女子大学, 人間関係学部, 講師 (60453495)
仁平 典宏 法政大学, 社会学部, 講師 (40422357)
丸山 真央 滋賀県立大学, 人間文化学部, 助教 (80551374)
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キーワード | 個人化 / 社会変動 / 再帰的近代化 / ベック / バウマン |
研究概要 |
ドイツからウルリッヒ・ベック教授およびエリザベート・ベック=ゲルンスハイム教授を招き、「個人化する日本社会のゆくえ--ベック理論の可能性」と題する下記の連続シンポジウムを、東京と京都で開催した。また、ベック氏を招いて行われた日本社会学会第83回大会テーマセッション「日本と東アジアにおける多元的近代」(11月6日)の開催に協力した。3つのシンポジウムでの議論は多岐にわたり、社会学史における個人化論の意義、現代日本社会の文化状況、ヨーロッパと東アジアの家族の比較、社会保障制度の比較などについて、相互理解を深めることができた。 1.10月31日に「再帰的近代化の中の個人と社会--社会理論の現在」と題するシンポジウムを一橋大学兼松講堂で開催し、ウルリッヒ・ベック「個人化の多様性--ヨーロッパの視座と東アジアの視座」、三上剛史(神戸大学)「個人化論の位相--『第二の近代』というフレーム」、樫村愛子(愛知大学)「2010年代の日本における個人化とベック理論」という三つの報告のあと、討論を行った。研究代表者である鈴木宗徳が司会を担当し、227名が参加した。 2.11月3日に「リスクの時代の家族と社会保障--ベック理論との対話」と題するシンポジウムを立命館大学中川会館で開催し、ウルリッヒ・ベック「リスク社会における家族と社会保障」、エリザベート・ベック=ゲルンスハイム「個人化とグローバル化の時代における家族」、落合恵美子(京都大学)「アジアの家族主義とヨーロッパにおける家族の復権」、武川正吾(東京大学)「日本・東アジアにおけるグローバル化と個人化-福祉国家をとおしてみる」という四つの報告のあと、討論を行った。研究分担者である伊藤美登里が司会を担当し、143名が参加した。
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