研究課題/領域番号 |
21530521
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
平 英美 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (10135501)
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研究分担者 |
豊田 久美子 京都市立看護短期大学, 教授 (30252505)
石川 ひろの 東京大学, 医学部付属病院, 准教授 (40384846)
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キーワード | RIAS / ターミナル・ケア / 医療者-患者関係 / コミュニケーション / 会話分析 |
研究概要 |
平成23年度は、本研究課題の最終年度であるので、成果をまとめることや学会発表、論文執筆、臨床現場との交流などを行った 1.看護師-患者関係については、日本保健医療学会において口頭発表を行った。がん患者と痔核患者を対照しながら、看護師がそれぞれとの情緒的コミュニケーションをどのように使い分けているのかをRIASを用いて分析した。その結果、最初の出会いでのコミュニケーションではがん患者に対するときの方が、時間は長いものの発話数は少ない、予想に反して「Sympathy」を初めとする情緒的な発話が少ない、痔核患者に対するように患者に会話のイニシアティブを渡すことは少ない、などの特徴があることが明らかとなった。看護師は、今後の治療の行方を予想し、がん患者とは慎重にラポールを形成しようと心がけているからだと考えられる。また、RIASが疾患別の分析にも有効であることを明らかにできた。 2.学会発表の内容については、論文にまとめ、学会の機関誌に投稿し、査読を受けた修正の結果掲載可となった。 3.臨床現場に成果を還元するというのが本研究の目的の一つであったが、平成24年の3月にようやくシンポジウムを開催することができた。医療者だけでなく、病院管理者や介護従事者の参加を得ることができた。本研究の継続として、24年度中には、それらの人たちと新たな研究を開始することも計画している。
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