研究課題
基盤研究(C)
触法精神障害者処遇に関する法律として心神喪失者等医療観察法が2005年に施行された。本研究は、1990年代後半から同法成立前後の触法精神障害者の処遇をめぐる議論と、1970~80年代の保安処分をめぐる議論との、二つの時期の異同を検討した。両時期を比較すると、刑罰や責任に対する捉え方、触法精神障害者と一般の精神障害者の位置づけ、心神喪失者に特化した処遇への態度等について、対照的ともいえる議論の趨勢があることが確認された。
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福岡教育大学紀要
巻: 60号 ページ: 1―15
http://libopa.fukuoka-edu.ac.jp/dspace/handle/10780/1005