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2009 年度 実績報告書

アメリカのメディア監視団体の政治的・社会的影響力についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 21530549
研究機関文教大学

研究代表者

前嶋 和弘  文教大学, 人間科学部, 准教授 (10350729)

キーワードメディア監視団体 / 社会学 / 政治学 / 政治コミュニケーション / アメリカ政治 / 政治報道 / 市民運動 / メディア機関のイデオロギー
研究概要

アメリカにおける政治報道は過去20年ほどの間に、これまでの規範である客観性追及から、政治的な立場を明確にした情報提供に大きく変化しつつある。このメディアの立場の変化に触発され、報道の政治的立場や偏向を指摘し、国民を啓発する「メディア監視団体(メディア・ウォッチドッグ団体)」がここ数年、次々と誕生しつつある。本研究では、「メディア監視団体」の動向と、その政治的、社会的影響力について包括的に分析を続けている。本研究では、特に「メディア監視団体」が、報道機関の現状に危機感を持つ市民の声を反映する公的利益団体となっている点に着目し、政治過程の中で新しい形の市民運動としての「メディア監視団体」が担っている政治参加の役割、およびその可能性も含めて研究を続けた。研究では「メディア監視団体」の現状や活動を中心としているものの、アメリカにおけるメディアと政治の関係、特に放送メディアの政治的な立場、中立性(客観性)、および政治過程における利益団体、市民運動などについても分析に加えている。アメリカでの現地調査は3回行い、テーマに関連する団体や機関を中心にインタビュー調査を行った。研究で明らかになった部分については、論文で発表したほか、日米での学会で報告した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] オバマ政権とメディア、世論:政権1年目をふりかえって2010

    • 著者名/発表者名
      前嶋和弘
    • 雑誌名

      国際情勢紀要 80

      ページ: 219-230

  • [雑誌論文] 『選挙のアメリカ化』仮説をめぐって2010

    • 著者名/発表者名
      前嶋和弘
    • 雑誌名

      人間科学研究 31

      ページ: 135-144

  • [雑誌論文] オバマ政権とソーシャルメディア:新しい政治コミュニケーションが動かす政策運営2010

    • 著者名/発表者名
      前嶋和弘
    • 雑誌名

      言語と文化 22

      ページ: 99-114

  • [学会発表] アメリカの政治報道の変化とその影響2009

    • 著者名/発表者名
      前嶋和弘
    • 学会等名
      日本アメリカ学会
    • 発表場所
      津田塾大学
    • 年月日
      2009-06-07
  • [図書] 2008年アメリカ大統領選挙:オバマの当選は何を意味するのか2009

    • 著者名/発表者名
      吉野孝・前嶋和弘編
    • 総ページ数
      182
    • 出版者
      東信堂

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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