研究課題
基盤研究(C)
人々が抱く<生命>の観念は、二つの極に引き裂かれているように見える。一方は「連続性」や「つながり」といったキーワードで語られる全体的な観念であり、他方は「かけがえのない命」といった表現に象徴される個体の絶対性を強調する観念である。宗教や思想体系はさまざまなやり方でこの緊張を擬似的に解消しようと試みているが、成功していない。むしろ、これが見せかけの二項対立に過ぎないという観点から、人々の<生命>概念を再検討することが必要である。
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ジェンダーと法(日本加除出版)
巻: 8号 ページ: 132-136