• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

「条件不利家族」を対象とした子育て支援ネットワークの類型化と評価指標の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21530571
研究機関日本福祉大学

研究代表者

後藤 澄江  日本福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (60247674)

キーワード子育て支援 / 条件不利家族 / ネットワーク類型 / 子どもの権利 / 評価指標 / 新しい公共
研究概要

本研究は、子育て困難に直面するリスクの高い「条件不利家族」に焦点をあて、それらの家族も対象に含む地域を基盤とした子育ち・子育て支援ネットワークの構築においては、フォーマル・セクターとインフォーマル・セクターとの有機的な連結の有無や狭義の社会福祉・保育・教育といった枠組みをこえた広範な分野での取組が求められる実践課題であるとの立場にたっている。平成22年度においては、前年度の調査結果の整理にもとづき、引きつづき文献収集・分析や名古屋市での実態調査を進めるとともに、学会報告や政策提言に努めた。具体的内容は、以下の通りである。
1. 主な研究対象地域である名古屋市の実態と比較するために、東京、京都、大阪等での子育て支援センターや地域団体・NPO法人等による子育ち・子育て支援ネットワークの実態調査を実施した。
2. 主催する地域子育て支援システム研究会を通して、子育ち・子育て支援分野での研究者・実践者である他のメンバーから、専門的知識の提供を受けた。
3. 平成22年5月開催の福祉社会学会大会(開催場所:九州大学)にて、『都市部における子育て困難家庭の発見と支援-名古屋市での子育て支援ネットワーク調査から-』というテーマで、自由報告をおこなった。10月開催の社会福祉学会大会(開催場所:日本福祉大学)の家族福祉部会コメンテーターとして、調査結果を活用して、各報告者への助言を行った。12月には、東海社会学会やNPO法人子ども・まちネットと共催でのシンポジウム『「新しい公共」の視点からの市民・専門職と研究者の連携をめぐる可能性と課題-名古屋での子ども・子育て支援の実践事例から』(開催場所:名古屋市中村生涯学習センター)を企画・進行した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 2010

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 都市部における子育て困難家庭の発見と支援-名古屋市での子育て支援ネットワーク調査から-2010

    • 著者名/発表者名
      後藤澄江・原田明美
    • 学会等名
      福祉社会学会大会
    • 発表場所
      九州大学(福岡)
    • 年月日
      2010-05-29
  • [図書] 家族/コミュニティの変貌と福祉社会の開発2011

    • 著者名/発表者名
      後藤澄江・小松理佐子・野口定久編
    • 総ページ数
      191
    • 出版者
      中央法規

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi