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2010 年度 実績報告書

医療と介護の連携に関する日独比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 21530582
研究機関国立社会保障・人口問題研究所

研究代表者

松本 勝明  国立社会保障・人口問題研究所, 政策研究調整官 (80272300)

キーワード社会福祉関係
研究概要

本研究の目的は、要介護者に対して必要な介護及び医療が適切な連携と役割分担のもとに確保されるよう、医療と介護の確保に関する制度の相互関係について日独比較を行い、わが国での具体的な改善策を示すことにある。
このため、本年度は、昨年度の研究成果を踏まえ、相互に連携のとれた適切な医療・介護サービスの供給を確保することを目的としたサービス供給システムの構築及びサービス従事者間の役割分担の見直しについて検討を深めた。
その成果のうち、専門職の養成教育や役割分担などに関しては、ドイツ等の介護政策をテーマとした著書において発表した。また、2010年10月に開催された社会政策学会第121回大会では「高齢者ケアの供給システム」に関するテーマ別分科会をコーディネートし、その中で、これまでの本研究の成果に基づき、「ドイツにおける医療・介護の連携と専門職の位置づけ」に関する研究報告を行うとともに、医療・介護の連携のとれた包括的なサービス供給の確保に関して、専門家との間で討論を行った。
さらに、2010年11月にはドイツにおいて本研究費補助金による1週間の現地調査を行った。具体的には、ベルリン市でドイツ連邦保健省、連邦保険医協会、地区疾病金庫連邦連合会などを訪問し、医師の確保及び看護・介護職の役割強化のための対策に関して、専門家からのヒアリング及び情報収集を行った。また、ビーレフェルト大学及びオスナブリュック大学を訪問し、分野を越えた包括的なサービス供給システムや退院時のマネジメントの実態などに関して、研究者との意見交換及び情報収集を行った。
本年度においては、以上の研究活動を通じて、来年度の研究取りまとめに向けた重要な成果を得ることができた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 2010

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] ドイツにおける医療・介護の連携と専門職の位置づけ2010

    • 著者名/発表者名
      松本勝明
    • 学会等名
      社会政策学会
    • 発表場所
      愛媛大学(愛媛県)
    • 年月日
      2010-10-30
  • [図書] ヨーロッパの介護政策-ドイツ、オーストリア、スイスの比較分析-2011

    • 著者名/発表者名
      松本勝明
    • 総ページ数
      275
    • 出版者
      ミネルヴァ書房

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公開日: 2012-07-19  

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