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2011 年度 研究成果報告書

ケアの平等性確保を目的とする地域医療・介護のネットワーク構築に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 21530604
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 社会福祉学
研究機関上智大学

研究代表者

島津 望  上智大学, 総合人間科学部, 教授 (90306225)

研究期間 (年度) 2009 – 2011
キーワードネットワーク / 地域医療 / 熊本
研究概要

熊本市における医療・介護の事業ネットワーク組織のうち、脳卒中のネットワーク組織と大腿骨頸部骨折のそれは対照的なネットワークシステムの下に運営されている。本研究はその創痍の原因を明らかにするために、事例研究法により比較検討した。両者の違いは、疾患の性質による、急性期-回復期-維持期-在宅という流れの中で、どの時点でケアの全体のデザインを決定するのが妥当なのかという点によることが明らかになった。大腿骨頸部骨折は、急性期すなわちケアの流れの上流でデザインすることが適切であり、脳卒中は回復期すなわち中流でデザインすることが適切である。この違いのため、大腿骨頸部骨折のネットワークは、急性期が主導する強固なタイプのネットワーク組織となり、脳卒中のネットワークは、急性期が大まかなデザインを作ったあとに、回復期でそのデザインを適宜変更していく緩やかなタイプのネットワークになった。このほかの疾患のネットワークを作る際にも、どの段階でケアのデザインを確定することが適切なのかによって、ネットワークの性格が異なることが示唆された。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2012 2011 2010 2009

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 熊本における地域医療連携組織の研究-何が連携のあり方を規定するのか-2010

    • 著者名/発表者名
      島津望
    • 雑誌名

      上智大学社会福祉研究

      巻: 第34巻 ページ: 7-20

  • [雑誌論文] A Study on the Creation and Structure of a Health and Social Service Network REFURBISHING ELDERY CARE2009

    • 著者名/発表者名
      Nozomu SHIMAZU
    • 雑誌名

      Finland

      ページ: 147-157

  • [学会発表] 地域医療・介護の連携を規定するもの2012

    • 著者名/発表者名
      島津望
    • 学会等名
      介護経営学会
    • 発表場所
      神戸オリエンタルホテル、神戸
    • 年月日
      2012-11-23
  • [図書] 介護イノベーション、本人担当部分2011

    • 著者名/発表者名
      島津望
    • 総ページ数
      177-225
    • 出版者
      第一法規

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公開日: 2013-07-31  

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