医療ソーシャルワーカーのコンピテンス変容過程の質的研究

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21530614
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 社会福祉学
• 研究機関: 立正大学
• 研究代表者: 保正 友子 立正大学, 社会福祉学部, 准教授 (80299859)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• キーワード: 医療ソーシャルワーカー / コンピテンス / 変容過程 / 質的研究

研究概要

主な研究成果は以下の4点である。
新人からベテランに至る、医療ソーシャルワーカー(以下、MSW)の実践能力変容過程の全容を明らかにしたこと。
MSWの実践能力変容過程を3つの行動パターンに区分したことによって、実践能力には幾重もの筋道があり得ることが示せたこと。
変容促進契機の性質と種類を明らかにしたこと。
<院内外の要請対応>が実践能力変容の促進と抑制に関与するコンテクストであることを明らかにしたこと。

研究成果

• [雑誌論文] 新人期からベテラン期に至る医療ソーシャルワーカーの実践能力変容過程～修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチによる17人のデータ分析に基づいて～ (2012)
  • 雑誌名: ソーシャルワーク研究 巻: 第38-2号(掲載予定)(印刷中)
• [雑誌論文] 医療ソーシャルワーカーの実践能力変容過程～ベテラン4人の事例に基づく新人期・中堅期・ベテラン期の実践能力の特徴～ (2011)
  • 雑誌名: ソーシャルワーク学会誌 巻: 23
• [雑誌論文] 医療ソーシャルワーカーの実践能力に関する質的分析(第1報)～自律した実践を支える【恒常的な介入力】 (2011)
  • 雑誌名: 立正社会福祉研究 巻: 13(1) ページ: 13-20
• [雑誌論文] 医療ソーシャルワーカーの実践能力に関する質的分析(第2報)～自律した実践を支える【自らのスタンス保持】と【周囲との関係確立】 (2011)
  • 雑誌名: 立正社会福祉研究 巻: 13(1) ページ: 21-28
• [雑誌論文] 医療ソーシャルワーカーの実践能力変容過程～新人期から中堅期に至る3段階～ (2011)
  • 雑誌名: 社会福祉学 巻: 52(1) ページ: 96-108
  • 査読あり
• [雑誌論文] ソーシャルワーカーのコンピテンスの特性についての試論～コンピテンスの性質と構成要素についての先行研究の整理～ (2009)
  • 雑誌名: 立正社会福祉研究 巻: 11(1) ページ: 37-43
• [学会発表] 医療ソーシャルワーカーの実践能力変容過程～中堅期からベテラン期に至るプロセスの質的分析～ (2011)
  • 学会等名: 日本ソーシャルワーク学会第28回大会
  • 年月日: 2011-07-03
• [学会発表] 医療ソーシャルワーカーの実践能力獲得過程～新人期から中堅期に至るプロセスの質的分析～ (2010)
  • 学会等名: 日本社会福祉学会第58回秋季大会
  • 年月日: 2010-10-10
• [学会発表] 医療ソーシャルワーカーのコンピテンス変容過程(1)～新人からベテランに至るまでの変化とその契機～ (2009)
  • 学会等名: 立正大学学内学会第11回大会
  • 年月日: 2009-11-08