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2009 年度 実績報告書

セルフヘルプグループリーダー支援およびその後継者育成方法の実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 21530623
研究機関佛教大学

研究代表者

中田 智恵海  佛教大学, 社会福祉学部, 教授 (80259473)

キーワードセルフヘルプグループ / セルフヘルプ支援センター / セルフヘルプグループリーダー / バーンアウト / ピアサポート
研究概要

セルフヘルプグループ(以下SHG)のリーダー支援と後継者育成とは喫緊の課題である。
リーダーのバーンアウトや後継者がいないためにメンバーのニーズを充足した良い活動を展開しているSHGでさえ解消する場合も見られる。
初年度の21年度はリーダー支援として研修と交流会を実施、また、近畿圏内のSHG24団体と関東圏4団体を訪問したり、電話によって実情を把握してSHGの課題を探り、後継者育成方法を模索しながら、面接調査研究を進めた。面接は半構造面接で1時間半とした。
身体やこころに障害のある人たち、依存や嗜癖のある人たち、発達障害をもつ人たちなどの本人の会6団体と不登校や引きこもりの人たちの親の1団体のリーダーと面接し、グラウンデッドセオリーに基づいて分析。その結果、SHGの援助の特性の一つとして特記される即応性と接近容易性やヘルパーセラピー原則は逆にリーダーたちのバーンアウトの要因となっていることや体験的専門知識もリーダーによってはメンバーへの指導や助言として押し付けになってしまう危険性も調査面接途上で明らかになった。そこで、固有のテキストを作成してリーダー研修を実施し、相談を受けることの基本、事例検討、アサーティブトレーニングなどをおこなった。この研修の際にリーダー同士の交流会も開催した。この結果も踏まえて、調査面接および実践の研究結果を22年7月のコミュニティ心理学会で発表予定。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] セルフヘルプグループとは何か シリーズ 全8回2009

    • 著者名/発表者名
      中田智恵海
    • 雑誌名

      ファイザー株式会社 ヘルスケア関連団体 会報 14回~22回

      ページ: 4-5

  • [図書] セルフヘルプグループ 自己再生を志向する援助形態2009

    • 著者名/発表者名
      中田智恵海
    • 総ページ数
      211
    • 出版者
      つむぎ出版
  • [図書] ピアサポート研修 テキスト2009

    • 著者名/発表者名
      中田智恵海
    • 総ページ数
      40
    • 出版者
      ひょうごセルフヘルプ支援センター

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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