社会福祉教育のナレッジデザインへの利用者の参画とコミュニティ形成に関わる研究

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21530626
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 社会福祉学
• 研究機関: 京都文教大学
• 研究代表者: 吉村 夕里 京都文教大学, 臨床心理学部, 教授 (50388211)
• 研究分担者: 所 めぐみ 佛教大学, 社会福祉学部, 准教授 (00411281)
• 研究協力者: 佐々江 惠子 伏見ふれあい福祉会・ホームヘルプステーションきらら, サービス提供責任者 ; 渡辺 幸子 滋賀県成人病センター, リハビリテーション科, 臨床心理士 ; 宮下 潤子 滋賀県成人病センター, リハビリテーション科, 作業療法士 ; 木村 善男 京都頚髄損傷者連絡会, 理事 ; 小森 猛 京都頚髄損傷者連絡会, 理事 ; 羽鳥 恵一 ワークネット京都, 精神保健福祉士 ; 小松 真佐子 京都国際社会福祉センター, 臨床心理士 ; 大谷 多加志 京都国際社会福祉センター, 臨床心理士 ; 寺尾 健志 京都文教大学, 教務部・教務課, 職員 ; 田坪 見希夫 , 映像作家
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• キーワード: 社会福祉教育 / 利用者参画 / ナレッジデザイン / コミュニティ形成 / 専門職養成教育 / 状況的学習

研究概要

身体障害、精神障害、発達障害、認知症等についての利用者参画の視覚教材を開発するとともに、以上の視覚教材を活用した利用者参画の授業や研修会を実施した。また、障害当事者が継続参加する授業をカリキュラムに位置づけて実施し、学生と障害当事者の相互作用分析を行うとともに、教育における利用者の権利やリソースについての考察を行った。なお、以上の成果については学術論文や学会発表および学会での自主シンポジウムの開催等をとおして公開した。

研究成果

• [雑誌論文] 当事者が参画する社会福祉専門教育(その4)-精神障害当事者が継続参加する授業- (2012)
  • 著者名/発表者名: 吉村夕里
  • 雑誌名: 京都文教大学臨床心理学部研究報告 巻: 第4集 ページ: 3-28
  • 査読あり
• [雑誌論文] シンポジウム実施報告「ごみ屋敷の住人たち-専門職が地域活動で出会う人々- (2012)
  • 著者名/発表者名: 吉村夕里他
  • 雑誌名: 京都文教大学心理社会的支援研究 巻: 第2集 ページ: 111-136
• [雑誌論文] 報告「教師と子どものためのメンタルケア」研修の実際-教員免許状更新講習の取組から- (2012)
  • 著者名/発表者名: 佐藤安子・吉村夕里
  • 雑誌名: 京都文教大学心理社会的支援研究 巻: 第2集 ページ: 103-109
• [雑誌論文] ソーシャルワーカー養成教育における評価についての研究:英国当事者参加教育における評価研究のレビュー (2012)
  • 著者名/発表者名: 所めぐみ
  • 雑誌名: 佛教大学福祉教育開発センター紀要 巻: 第9号 ページ: 171-181
• [雑誌論文] 当事者が参画する社会福祉専門教育(その3)-認知症高齢者との対話- (2011)
  • 著者名/発表者名: 吉村夕里
  • 雑誌名: 京都文教大学臨床心理学部研究報告 巻: 第3集 ページ: 45-68
  • 査読あり
• [雑誌論文] 表現活動をアフォードする環境と姿勢～運動障害をもつ幼児の人物描画の変容～ (2011)
  • 著者名/発表者名: 吉村夕里
  • 雑誌名: 京都文教大学心理社会的支援研究 巻: 創刊号 ページ: 13-28
  • 査読あり
• [雑誌論文] 精神障害当事者が参画する社会福祉専門教育:精神医療ユーザーとともに行う精神科診療面接場面の質的分析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 吉村夕里
  • 雑誌名: 生存学 巻: VOL. 3 ページ: 210-239
• [雑誌論文] ニュータウンにおける障害をもつ子どもと母親たちのコミュニティ形成～就学前から就学期のソーシャルワークの課題 (2011)
  • 著者名/発表者名: 吉村夕里
  • 雑誌名: 京都文教大学人間学研究所人間学研究 巻: Vol.11 ページ: 29-54
  • 査読あり
• [雑誌論文] 当事者が参画する社会福祉専門教育(その2)～車椅子使用者と介助者と車椅子が存在する場面～ (2010)
  • 著者名/発表者名: 吉村夕里
  • 雑誌名: 京都文教大学臨床心理学部研究報告 巻: 第2集 ページ: 39-64
  • 査読あり
• [雑誌論文] 臨床心理学部の視点から (2010)
  • 著者名/発表者名: 吉村夕里
  • 雑誌名: 京都文教大学現場主義教育レポート ページ: 20-23
• [雑誌論文] ソーシャルワーカー養成教育における「当事者」とのパートナーシップ英国のとりくみから見える課題 (2010)
  • 著者名/発表者名: 所めぐみ
  • 雑誌名: 佛教大学福祉教育開発センター紀要 巻: 第7号 ページ: 93-103
• [雑誌論文] 地域福祉実習教育のとりくみから学ぶ(特集社会福祉士新カリキュラムにおける地域福祉の教育について) (2010)
  • 著者名/発表者名: 所めぐみ
  • 雑誌名: 日本の地域福祉 巻: 第23巻 ページ: 24-61
  • 査読あり
• [雑誌論文] 当事者が参画する社会福祉専門教育(その1)～精神医療ユーザーと協働する視覚教材づくり～ (2009)
  • 著者名/発表者名: 吉村夕里
  • 雑誌名: 京都文教大学臨床心理学部研究報告 巻: 第1集 ページ: 21-40
  • 査読あり
• [学会発表] 精神障害者の学校教育への参画の有効性～その可能性をさまざまな立場から検証する～ (2011)
  • 著者名/発表者名: 栄セツコ・吉村夕里・黒岡和容・菊池彰倫・清水由香・芦田邦子
  • 学会等名: 日本精神障害者リハビリテーション学会第19回京都学会(自主シンポジウム)
  • 発表場所: 佛教大学
  • 年月日: 2011-11-13
• [学会発表] 実践現場と教育現場が協働する実習教育のナレッジデザイン～精神障害当事者が参加する授業～ (2011)
  • 著者名/発表者名: 吉村夕里
  • 学会等名: 日本社会福祉学会第59回全国大会
  • 発表場所: 淑徳大学千葉キャンパス
  • 年月日: 2011-10-09
• [学会発表] 認知症高齢者のスピリチュアリティの発露～ケア提供者の気づきのプロセス～ (2011)
  • 著者名/発表者名: 青木信雄・吉村夕里
  • 学会等名: 2011年度日本スピリチュアルケア学会第4回学術大会
  • 発表場所: 兵庫県看護協会会館
  • 年月日: 2011-09-04
• [学会発表] 社会福祉教育のナレッジデザインへの障害当事者の参画～車椅子使用者と協働する授業～ (2010)
  • 著者名/発表者名: 吉村夕里
  • 学会等名: 日本社会福祉学会第57回全国大会
  • 発表場所: 日本福祉大学名古屋キャンパス
  • 年月日: 2010-10-09
• [学会発表] 介護現場におけるスピリチュアルケア (2009)
  • 著者名/発表者名: 青木信雄・吉村夕里
  • 学会等名: 2009年度日本スピリチュアルケア学会学術大会
  • 発表場所: 聖トマス大学
  • 年月日: 2009-11-01
• [学会発表] 暴言のみられる認知症高齢者への強みに着目したケアの効果:強みアプローチ前後の意識調査を通しての考察 (2009)
  • 著者名/発表者名: 美野喜則・田中広美・玉城栄之功・桑原陽・吉村夕里・青木信雄
  • 学会等名: 第10回日本認知症ケア学会
  • 発表場所: 東京国際フォーラム
  • 年月日: 2009-10-31
• [学会発表] 社会福祉教育のナレッジデザインへの利用者の参画とコミュニティ形成に関わる研究 (2009)
  • 著者名/発表者名: 吉村夕里
  • 学会等名: 日本社会福祉学会第57回全国大会
  • 発表場所: 法政大学多摩キャンパス
  • 年月日: 2009-10-11
• [図書] 臨床場面のポリティックス:精神障害をめぐるミクロとマクロのツール (2010)
  • 著者名/発表者名: 吉村夕里
  • 総ページ数: 263
  • 出版者: 生活書院
• [備考] 研究成果報告(1)吉村夕里、平成18年度～20年度科学研究費補助金(基盤研究C)報告書「ヒューマンサービスを共通基盤とする援助専門職等の現任者訓練に関わる研究」、2009、108(共著・監修)
• [備考] (2)ワークショップ等の開催(1)吉村夕里(実行委員会代表)、認知症ケア研究会公開事例検討実行委員会、2011年12月17日、京都文教大学指月ホール
• [備考] (2)吉村夕里(実行委員長)、イベント「脱力系フェスタ～障害と病の祭典～」、2011年5月12日、京都文教大学学生サロン
• [備考] (3)吉村夕里(実行委員会代表)、科研ワークショップ「DVD教材と当事者の語りから考える精神保健サービス現場の相互作用」、2010年6月12日、京都リサーチパーク
• [備考] (4)吉村夕里(実行委員会代表)、科研ワークショップ「プレイバックシアター～ケアの受け手の語りから～」、2010年3月20日、京都文教大学介護演習室
• [備考] (5)吉村夕里(実行委員会代表)、日本質的心理学会大会外研究会企画「サービス提供場面の質的分析～障害当事者参画の試み～」、2010年2月5日、京都文教大学指月ホールおよび介護演習室