• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 実績報告書

3専門職種における生成継承性の心理的特質と発達過程に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21530691
研究機関広島大学

研究代表者

岡本 祐子  広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (90213991)

キーワード専門家アイデンティティ / アイデンティティ形成 / 生成継承性(Generativity) / 陶器職人 / 心理臨床家
研究概要

<研究1>中年期企業人における次世代育成力の心理的特質とその生成発達プロセス
アステラス製薬,堀場製作所等、4企業の教育担当幹部と面談し、研究題目に記載した問題点と会社の次世代を支える中堅幹部候補者の教育の具体について検討した。企業アイデシディティや企業精神を若い世代に継承していく困難さが見出された。(H22年度は、中堅幹部候補者に面接調査を実施する予定である。)
<研究II>心理臨床家における専門的ケアカの形成と継承(予備調査)
H21年度は、臨床心理士をめざす大学院生と初心の臨床心理士を対象に、心理臨床の訓練初期での躓きの具体を分析し、スーパーヴァイザー養成にあたっての要点を検討じた。初心者の心理臨床家としてのアイデンティティ形成の困難さが具体的に見出された。これらは、個人内的問題、大学院の環境的問題、臨床心理士を取り巻く社会的問題の3つの次元があることが示唆された。(H22年度は、ベテランの臨床心理士に面接調査を行い、自分自身の心理臨床家アイデンティティ形成のプロセスと、次世代育成の具体を分析する。)
<研究III>陶器職人のアイデンティティ形成とその継承
沖縄県読谷壷屋焼の工房を訪れ,フィールドワークおよび陶主を対象に面接調査を実施した。代々受け継がれている壷屋焼の技と精神の具体、平成時代になって新しく壷屋焼の陶工となった若い世代の特徴が明らかにされた。(H22年度も引き続き、現地調査を実施する。)

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 中国地方における院生および初心の臨床心理土の職能形成とスーパーヴァイザー養成に関する研究:初期の躓きの分析とその克服法の開発2010

    • 著者名/発表者名
      兒玉憲一・岡本祐子, 他
    • 雑誌名

      日本臨床心理土認定協会女性研究成果報告書 1(印刷中)

  • [雑誌論文] 高齢期のソーシャル・サポート授受と幸福感の関連2009

    • 著者名/発表者名
      岡本祐子, 他
    • 雑誌名

      家族心理学研究 23

      ページ: 122-130

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 老年期の心理社会的課題に関する研究の動向と展望2009

    • 著者名/発表者名
      岡本祐子, 他
    • 雑誌名

      広島大学大学院教育学研究科紀要第三部 (教育人間科学関連領域) 58

      ページ: 207-213

  • [学会発表] 高齢者の就労の心理的意義と課題:高齢期の心理社会的課題の達成における働くことの意味2009

    • 著者名/発表者名
      岡本祐子
    • 学会等名
      日本労務学会第39回大会
    • 発表場所
      東北福祉大学(仙台市)
    • 年月日
      2009-08-02
  • [図書] 成人発達臨床心理学ハンドブック2010

    • 著者名/発表者名
      岡本祐子
    • 総ページ数
      400
    • 出版者
      ナカニシヤ出版

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi