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2010 年度 実績報告書

高次脳機能障害者とその家族のピアサポートによる自己と関係の変容に関する発達的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21530708
研究機関大谷大学

研究代表者

脇中 洋  大谷大学, 文学部, 教授 (10319478)

キーワード高次脳機能障害 / ピアサポート / 自己適応 / 関係の変容 / 包括的支援 / 障害受容
研究概要

本研究は、高次脳機能障害者のピアサポート実践を通じて彼らの回復過程を検証することによって高次脳機能障害者の新しい回復理論の構築をめざし、医療や福祉行政に対して関係発達論的観点から新たな回復モデルの提供を図ろうとするものである。平成22年度は以下の研究実績を残した。
(1)ピアサポート実践活動
NPO法人と連携しながら概ね週1回以上のピアサポート実践と月例ピアサポーター委員会を実施
して記録に残し、自己と関係の変容を示す事例の収集に努めた。
(2)第III期ピアサポーター養成とプログラム練成
ピアサポート実践に欠かせないピアサポーター4名を養成するとともに、ピアサポーター養成プログラムをさらに練成した。
(3)現場専門家を対象とした研究会の開催とまとめ
生活施設や就労施設、ハローワークといった高次脳機能障害者と向き合う現場専門家を対象とした事例検討研究会を4回開催し、その内容を報告集にまとめた。
(4)カナダのピアサポーター専門家と学術交流と学会発表に向けて打ち合わせ
これまで交流を進めてきたVBIS(Victoria Brain Injury Society)のスタッフと事例情報交換し
たり、沖縄県の学校におけるピアサポートを参観するなどして連携を深めるとともに、次年度カナダで共同して学会発表をする約束を取り付けた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] なぜ、ピアサポートで当事者はイキイキするのか?他5篇2010

    • 著者名/発表者名
      脇中洋(編著), 他5名著
    • 雑誌名

      高次脳機能障がい者地域生活サポート研究会2009年度報告集

      巻: 1 ページ: 1-46

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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