研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、感情処理・制御の能力(Emotional Intelligence, EI)が、ストレス過程や対処方略に及ぼす影響を明らかにすることにあった。平成21年度.平成23年度には、1) EIとストレス過程に関連する国内外の研究の動向、2) EIのアウトカム研究、3) EIのストレス過程への影響の検証を行った。1), 2)の結果を、2010年「なみだが出るのは悲しいから?感情の発達」、"Emotion Skills as a Protective Factor for Risky Behaviors among College Students"(印刷中)としてまとめた。3)本研究の中核であるEIのストレス過程への影響の検証の第一段階として、能力モデルに基づくEI測定尺度の妥当性の検討を行った。民間企業に勤務する一般成人222名(女性68名、男性154名)を対象に調査を行い、その結果を日本健康心理学会第23回大会において、「能力モデルにもとづく感情能力尺度とパーソナリティの関連」として発表を行った。また、感情能力がストレス反応や食行動や喫煙など健康行動にどのような関連するのか、調査準備の過程で得られた成果発表を、2010年国際摂食障害学会、アジア健康心理学会、アメリカ心理学会で行った。
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Journal of International Psychology and Counseling
巻: (in press)
Ochanomizu University Global COE Program Proceedings
巻: 13 ページ: 79-89
Journal of College Student Development