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2009 年度 実績報告書

項目反応理論にもとづく妥当でない回答の検出指標が臨床群を識別できるか

研究課題

研究課題/領域番号 21530734
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

鋤柄 増根  名古屋市立大学, 大学院・人間文化研究科, 教授 (80148155)

キーワード性格検査 / 項目反応理論 / 社会的望ましさ / 臨床群 / 多値の項目反応モデル
研究概要

今年度は,社会的望ましさがテスト得点にどのように影響するのかについて主に検討した。その結果,社会的望ましさがどの個人のテスト得点にも同じように加算的に反映されることはなく,社会的望ましさに敏感な個人はその影響がより大きく,敏感でない個人は社会的望ましさの影響は少ないことが明らかになった。ただし,この交互作用はBigFiveのN尺度とA尺度には見られたが他の尺度には見られなかった。
このような結果を項目反応理論のどのようなパラメタに反映されるのかを検討するために,多値の項目反応モデルを適用した。解析にはMULTILOGとPARSCALEを利用したが,一部パラメタの推定が安定しない場合があるので,データを追加中である。
臨床群のMMPIデータは50名弱を収集することができた。来年度も引き続き収集する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] パーソナリティ検査における項目の社会的望ましさと社会的望ましさへの反応傾向との交互作用効果2009

    • 著者名/発表者名
      鋤柄増根・酒井恵子
    • 学会等名
      日本心理学会第73回大会
    • 発表場所
      立命館大学
    • 年月日
      20091000

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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