ひとりひとりが「食」への意識を高め、その理解を深め、「食」に対して適切に判断できる能力を身につけることによって、心身の健康を増進することができる。一緒に食事をする際の対人コミュニケーションの果たす役割は大きい。母子食事場面では、会話内容や会話の仕方が母子で異なり、食事観に差異がある。健康行動には「運動習慣」「自己実現」「危険予防習慣」「栄養考慮」「身近な人との相談」「規則的な食習慣」等の因子構造があり、親や友人などの身近な人間関係およびコミュニケーションのあり方が心身の健康維持に関わっていることが示唆された。
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