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2009 年度 実績報告書

東洋的代替医療における抑うつ低減・予防効果の検証

研究課題

研究課題/領域番号 21530744
研究機関早稲田大学

研究代表者

石井 康智  早稲田大学, 文学学術院, 教授 (60103602)

研究分担者 越川 房子  早稲田大学, 文学学術院, 教授 (80234748)
内川 義則  東京電機大学, 理工学部, 教授 (90147455)
白石 智子  宇都宮大学, 教育学部, 専任講師 (00453994)
島津 直実  早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 助手 (30549225)
キーワード東洋的代替医療 / マインドフルネス瞑想 / 認知行動療法 / 操体法 / fMRI
研究概要

本研究は、東洋的技法の一つであるマインドフルネス認知療法と操体法の抑うつ低減効果及びその特徴について、従来の認知行動療法を対照とした実証的縦断研究によって検証するとともに、予防的観点からの各技法の有用性について検討することを目的とした。本年度は、まず介入プログラムの実施準備として、各技法の介入技法の決定、各技法の配布資料の作成、研究参加者の募集を行った。次に研究の参加に書面にて同意の得られた47名(男性16名、女性31名)の大学生に対して八週間の介入プログラムを実施した。介入プログラムは週一回の技法指導及び自宅での技法課題から構成された。研究参加者を、マインドフルネス群、操体法群、認知行動療法群、コントロール群の四群にわけ、各技法別に八週間の介入プログラムを実施した。八週間の継続者は37名であり、各技法効果は介入前後における心理調査を用いた心理指標、唾液アミラーゼ活性による生理指標によって評価した。なお、同意の得られた14名(男性3名、女性11名)の参加者に対して、各技法の脳機能への影響を検討するため、東京電機大学での磁気共鳴画像計測(MRI)等による脳機能測定を行った。このうち、8週間の介入プログラム実施前後の両時点で脳機能計測に参加したのは9名(男性3名、女性6名)であった。八週間介入プログラムにおける心理調査、生理調査及び脳機能計測データは現在解析中である。また各技法の長期的効果を検証するため、八週間介入プログラム終了後、三カ月毎に一回の頻度でブースター・セッションを実施予定であり、第一回目として、プログラム終了一カ月経過後にセッションを実施した。セッション内容は、プログラムに準じたものとし、技法の実践とともに、心理調査、唾液アミラーゼ活性測定を行った。得られたデータは、プログラム結果と併せて現在解析中である。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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