児童・生徒の授業過程からの逸脱(課題非従事行動)を抑止・制止するための教師の力量を向上させる研修プログラムの開発をめざし、質問紙調査によって「自信家の若手教師は、課題非従事行動を"毅然として"制止しがちである」「全世代を通じて、失敗を強く恐れる教師は課題非従事行動を一時的に容認しがちである」という二つの傾向を見いだした。それぞれに対応して、「相手を認めることで自分も注目を集める」「ためらいなく大きな声で雑談等に介入する」という教師教育上の課題を挙げ、それらを可能にするための演劇的ワークショップ的な活動を提案した。
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