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2013 年度 研究成果報告書

テクスト学的視点による往来物の変容過程に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 21530792
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育学
研究機関東北大学 (2012-2013)
新潟大学 (2009-2011)

研究代表者

八鍬 友広  東北大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (80212273)

研究期間 (年度) 2009-04-01 – 2014-03-31
キーワード往来物 / 教科書 / リテラシー / 識字
研究概要

本研究の目的は、往来物(前近代日本の読み書き教材)の変容過程について分析を加え、書簡文という独特の教材形式が、日本において長期に継続したことの意味、およびその変容過程について考察することにある。
研究の結果、日本語における書記システムと文書作成において、書簡体が安定的な文体となったため、読み書き様式を口頭語に接近させることよりも、書簡体の文体をより容易に習得できる教材(往来物)の開発によって、読み書き能力の育成をはかることが選択されたものであることを仮説的に示した。同時に、往来物の終止期となる明治期において、書式往来物ともいうべき一群の往来物が多数編纂されていた事実を明らかにした。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2013 2011 2010

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 明治期の往来物に関する研究-書式文例集の展開-2013

    • 著者名/発表者名
      八鍬友広
    • 雑誌名

      東北大学大学院教育学研究科『研究年報』

      巻: 第62集第1号 ページ: 1-15

  • [雑誌論文] 識字史研究の課題と展望2013

    • 著者名/発表者名
      八鍬友広
    • 雑誌名

      日本教育史研究会「日本教育史研究」

      巻: 第32号 ページ: 126-142

  • [雑誌論文] 明治維新期の郷学に関する一考察-小千谷学校を事例として-2011

    • 著者名/発表者名
      八鍬友広
    • 雑誌名

      全国地方教育史学会「地方教育史」

      巻: 第32号 ページ: 1-19

    • 査読あり
  • [図書] 識字と読書-リテラシーの比較社会史-2010

    • 著者名/発表者名
      松塚俊三, 八鍬友広編, 松塚俊三, 八鍬友広, 蝶野立彦, 三瀬利之, 横田冬彦、他7名
    • 総ページ数
      360(69-95)
    • 出版者
      昭和堂
  • [図書] 知の伝達メディアの歴史研究-教育史像の再構築-2010

    • 著者名/発表者名
      辻本雅史編, 辻本雅史, 宮澤康人, 佐藤卓己, 八鍬友広, 鈴木理恵, 他7名
    • 総ページ数
      300(71-96)
    • 出版者
      思文閣出版

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公開日: 2015-07-16  

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