研究課題/領域番号 |
21530821
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
長谷川 啓三 東北大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (70149467)
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研究分担者 |
若島 孔文 東北大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (60350352)
佐藤 宏平 山形大学, 教職研究総合センター, 准教授 (60369139)
生田 倫子 慶応義塾大学, 先導研究センター, 研究員 (10386386)
花田 里欧子 京都教育大学, 教育学部, 准教授 (10418585)
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キーワード | 家庭教育支援 / 支援が困難な親 / 支援ルート / 家族心理学 / 家族療法 / 短期療法 / コミュニケーション / 家庭教育 |
研究概要 |
平成22年度は初年度に開始した一連の作業を継続・発展させることに注力した。ここでは、21年度と同様の手続きを適宜確認、修正しながら踏襲した。また、中間成果報告として発表を行い、現時点での到達度について客観的評価を受けた。具体的には、1.相互作用データの整備において、相互作用データを、MCRに在籍する「こころの家庭教師(子どもに派遣される訪問援助者)」及び「家族コンサルタント(保護者を支援する臨床心理士等の有資格者を中心とした家族療法の専門家)」の支援者を対象に収録・採集した。2.相互作用データの分析においては、インタビュー調査を行い、主にグラウンデッド・セオリー・アプローチを用いて、「支援ルート」に関するデータに立脚した仮説や理論の構築を図った。3.「支援ルート」の設計の還元・実践の効果測定においては、1.及び2.から得られた「支援ルート」の設計に関する知見は現在MCRに還元し、有用な「支援者ルート」として実践がはかられつつある。以上の成果は、国際家族心理学会(2010年5月)、日本家族心理学会(2010年8月)、日本心理臨床学会(2010年9月)他、国内外の学会や研究会において発表された。また成果の一部は、インタラクショナルマインド(日本ブリーフセラピー協会年報,2010年11月)に論文として所収された。
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