戦後改革期の大学行政および質保証に関する制度改革構想の研究

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21530830
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 教育学
• 研究機関: 山梨大学
• 研究代表者: 日永 龍彦 山梨大学, 大学教育研究開発センター, 教授 (60253374)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• キーワード: 大学行政権 / 大学設置認可 / 大学評価 / 戦後大学改革

研究概要

これまで、民間の大学団体が大学の設置認可プロセスに関与するという戦後日本に導入された大学行政に関する制度は、日本に特有のものと理解されてきた。しかし本研究では、戦後改革を指導したCIE担当官が、米国に実在する、あるいは実在したモデルに影響を受けながら改革をリードし、結果としてできあがったしくみも日本に特有のものではなく、その原型を米国の州レベルのしくみに求めることができるものであったことを明らかにした。

研究成果

• [学会発表] 大学評価の制度化の過程と政治 (2011)
  • 著者名/発表者名: 日永龍彦
  • 学会等名: 日本教育行政学会第46回大会課題研究
  • 発表場所: 九州大学
  • 年月日: 20111000
• [学会発表] 新制大学の質保証制度の成立過程-CI & Eによる大学行政権の地方委譲構想に焦点をあてて- (2010)
  • 著者名/発表者名: 日永龍彦
  • 学会等名: 日本教育学会第69回大会自由研究
  • 発表場所: 広島大学
  • 年月日: 20100800
• [図書] PDCAサイクル、3つの誤読 (2011)
  • 著者名/発表者名: 日永龍彦
  • 総ページ数: 11-3
  • 出版者: 晃洋書房
• [備考] 研究協力者である石渡尊子氏(桜美林大学)と分担により、本研究成果報告書を作成した。その一部を活用して作成した論文を日本教育学会の学会誌『教育学研究』に5月末付で投稿し、現在審査中であるため、審査結果が明らかになる8月上旬以降、関係者に配布予定である。
• [備考] 研究成果中〔図書〕欄に示したものは、大学評価学会「第2回田中昌人記念学会賞」受賞理由の一部とされた。
• [備考] 上記研究成果については、山梨大学研究者総覧に掲載されている。URLは以下の通り。
  • URL: http://erdb.yamanashi.ac.jp/rdb/A_DispInfo.Scholar/13/4485AA969452B73A.html