本研究は、幼稚園における「数量・形」、「論理的思考力の基礎」と小学校での「算数(科)」の学びをつなげる幼小連携カリキュラムの開発である。 本研究の主たる成果は次の通りである。(1)幼稚園現場における数量・形と考える力の育成に関わる実情・実践と保育者の基本的な考え方及び小学校低学年の算数教育の視座からの幼稚園期に求められる数理認識の学び(2)幼稚園における「数量・形」及び「論理的思考力の基礎」、つまり「源数学」のカリキュラム開発についての基本理念:子どもにとっては、「源数学」を利用することによって「遊びをより楽しく・豊かにする」ことであって、「源数学」そのものを学ぶことが目的ではない。(3)基本理念に基づいて、小学校1学年算数科の学びに連携する幼稚園における「数量・形」のカリキュラムを提示する。
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