アメリカにおける産学官連携組織の形成過程と教育的機能

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21530863
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 教育学
• 研究機関: 南山大学短期大学部 (2011); 南山短期大学 (2009-2010)
• 研究代表者: 五島 敦子 南山大学短期大学部, 英語科, 教授 (50442223)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• キーワード: 産官学連携 / 生涯学習 / アメリカ高等教育史 / 大学開放 / 社会貢献 / WARF

研究概要

ウィスコンシン大学同窓会研究財団(WARF)はアメリカ産学官連携組織の代表的な組織の1つである。WARFは、1925年の設立当初から研究の商業化に対する批判が向けられてきたが、設立当事者は、特許という知的財産権を守ることで、科学の誤用を防ぎ、地域産業の発展に貢献するという考えから設立を推進した。WARFは、今日も、利益創出だけではなく、21世紀の知識基盤社会を牽引する生涯学習者を育成する教育事業を展開している。

研究成果

• [雑誌論文] アメリカにおける開放型の産学官連携施設-教育的機能に注目して (2012)
  • 著者名/発表者名: 五島敦子
  • 雑誌名: アカデミア人文自然科学編(南山大学) 巻: 第4号
• [雑誌論文] グローバル化時代の大学開放-日米の展開 (2012)
  • 著者名/発表者名: 五島敦子
  • 雑誌名: 大学時報(日本私立大学連盟) 巻: 第60巻第343号 ページ: 50-56
• [雑誌論文] ウィスコンシン大学アーカイブズの発展経緯と今日的課題 (2011)
  • 著者名/発表者名: 五島敦子
  • 雑誌名: アルケイア-記録・情報・歴史-(南山大学史料室) 巻: 第5号 ページ: 27-53
• [学会発表] 第一回ロックフェラー・フェローの選定過程-1920年代日米科学交流の観点から (2011)
  • 著者名/発表者名: 五島敦子
  • 学会等名: 中部教育学会第60回大会
  • 発表場所: 静岡大学
  • 年月日: 2011-06-25
• [学会発表] 1920年代日米交流と産学官連携組織の形成-WARFを事例として (2010)
  • 著者名/発表者名: 五島敦子
  • 学会等名: 日本教育学会第69回大会
  • 発表場所: 広島大学
  • 年月日: 2010-08-20
• [学会発表] アメリカにおける産学官連携組織の形成過程 (2009)
  • 著者名/発表者名: 五島敦子
  • 学会等名: 教育史学会第53回大会
  • 発表場所: 名古屋大学
  • 年月日: 2009-10-11
• [図書] 『西洋世界と日本の近代化-教育文化交流史研究』担当部分:五島敦子「アメリカ産学官連携史研究の予備的考察-WARF設立と日米交流に注目して」 (2010)
  • 著者名/発表者名: 加藤詔士・吉川卓治
  • 総ページ数: 194, 22-40
  • 出版者: 大学教育出版
• [図書] 『未来を創る教育ESD-持続可能な多文化社会をめざして-』担当部分:「国立大学法人化と産学官連携」「教育改革の国際比較」 (2010)
  • 著者名/発表者名: 五島敦子・関口知子
  • 総ページ数: 226, 25, 31-52(42を除く), 207-220
  • 出版者: 明石書店